
vol.307
ペンタックスが一転 HOYAのTOBを受託
光学ガラス大手HOYAとカメラ大手ペンタックスは16日、都内でトップ会談を開き、ぺンタックスの綿貫宜司社長がHOYAの鈴木洋最高経営責任者(CEO)に株式公開買い付け(TOB)に応じる意向を正式に伝えた。単独での生き残りをはかったペンタックスの経営計画が市場の評価を得られず、事実上の“白旗”を上げる結果となった。
ただ、ペンタックスの経営陣内には依然、TOB受け入れに反発する声も根強く、意見が集約されていない。このため、綿貫社長は17日に筆頭株主の投資顧問会社スパークス・グループを訪れ、解任した浦野文男前社長の取締役再任などの株主提案を撤回するよう理解を求めたうえで、正式にTOB受け入れを表明する方針だ。
関係者によると、首脳会談は、双方の財務アドバイザーが同席する形で行われた。話し合いでは、綿貫社長が11日の新中期経営計画で示したペンタックス側の企業価値について繰り返し説明。TOBの条件変更など、具体的な話は特に出なかったという。