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(2007年 ロイター/Eric Gaillard)
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vol.307
第60回カンヌ国際映画祭 開幕
ノラ・ジョーンズにフラッシュの嵐
第60回カンヌ国際映画祭が16日、開幕した。フィナーレを迎える27日まで数々の作品が公開され、正式出品作品22本が最高賞のパルムドールを競う。
開幕初日の話題をさらったのは、オープニング作品「マイ・ブルーベリー・ナイツ」(ウォン・カーウァイ監督、日本来年公開)に主演し、映画デビューを果たしたシンガーのノラ・ジョーンズ。トップアーティストのカンヌデビューをフィルムに収めようと、カメラマンが殺到した。
「マイ・ブルーベリー・ナイツ」は、ニューヨーク州などを舞台に、ジュード・ロウ演じるデリで働く男性と、ノラ演じるそのデリに通い毎回ブルーベリーパイを買う女性の恋愛を描くロードムービー。仏=香港合作で、ウォン・カーウァイ監督にとって初めてとなる英語作品だ。プレス向け上映では男女のユニークな会話のやりとりに笑いが、エンドロールでは拍手が起こるなど大きな反響を呼んだという。
公式会見には監督、ノラ、ジュードが出席。監督はノラの抜擢を「良質な楽器のような声が最大の魅力だった」と説明。劇中、デリのカウンター越しにジュードとキスする印象的なシーンについてノラが「監督はキスシーンの演出に熱心で顔が輝いていた」と証言すると、監督は「欧米と中国ではキスの前後のアプローチが全然違う」と熱弁を奮い、会場の笑いを誘った。
この作品はコンペティション部門出品作。同部門には22作品が出品されており、日本からは河瀬直美監督の「殯(もがり)の森」(日仏合作)が出品されている。各賞発表は最終日の27日。