
vol.308
はしか大流行で大学が休講
首都圏を中心にした麻疹(ましん)(はしか)の流行が止まらない。特徴は10代、20代の発病者が多いこと。15歳以上を対象とする成人麻疹だと平成13年の大流行時に匹敵する勢いだという。都内では感染拡大防止のため10日間程度、全学休講にする大学や学校閉鎖する高校が相次いだ。
国立感染症研究所感染症情報センターによると、今年1月から5月6日までに、全国約3000カ所の小児科病院から報告された患者476人のうち、33%が10〜14歳。5歳未満は例年に比べ少なく41%。また、15歳以上の成人麻疹は、全国約450カ所の基幹病院から155人の患者が報告されている。約半数の71人が東京都で、神奈川19人、埼玉12人など首都圏中心だ。15〜19歳が20%、20〜24歳が37%、25〜29歳22%で、20代の報告割合が増加傾向にある。
21日には早稲田大学(東京都新宿区)が、はしかに感染した学生が約30人に達したとして、北九州キャンパスを除く全16学部で授業を休講し、大学構内への学生の立ち入りを禁止することを決めた。影響を受ける学生は計約5万5000人に上るといい、今春、大学で相次いでいるはしかによる休講では最大規模となった。
早稲田大によると、休講するのは大学本部のある西早稲田(東京都新宿区)や所沢(埼玉県所沢市)など都内、埼玉県内にある計8カ所の大学キャンパス。16学部すべてと主な大学院、研究施設などが含まれる。ほかに、生涯学習講座をする都内の2校や、早大芸術学校(新宿区)など専門学校2校も同様の措置を取る。
立ち入り禁止期間はこの日午後から29日まで。学生同士が接触しての二次感染を防ぐため、サークル活動も全面的に禁止する。