
vol.309
第69代横綱昇進の白鵬「精神一到貫く」
大相撲の東大関白鵬(22、宮城野部屋)が東京・両国国技館で行われた夏場所14日目の26日、大関千代大海を破って14戦全勝とし、2場所連続3度目の幕内優勝。場所後の第69代横綱昇進を決めた。新横綱誕生は平成15年初場所後の朝青龍以来で、外国出身力士としては4人目。同13年春場所が初土俵の白鵬は22歳2カ月での横綱昇進で、昭和以降では北の湖、大鵬に次ぎ、貴乃花を1カ月しのぐ3番目の若さ。初土俵から所要38場所は年6場所制で幕下付け出しを除くと3位のスピードとなる。今回の白鵬の横綱昇進により、モンゴル勢が初めて東西の最高位を独占。最長記録だった朝青龍の1人横綱は21場所でストップする。
28日には横綱審議委員会が開かれ、満場一致で白鵬を第69代横綱に推薦。30日には日本相撲協会が名古屋場所(7月8日初日、愛知県体育館)の番付編成会議と理事会を開き、横綱昇進を満場一致で決めた。
協会はこの日、大島理事(元大関旭国)ら使者を東京都墨田区の宮城野部屋に派遣。昇進の伝達を受けた白鵬は「謹んでお受けいたします。横綱の地位を汚さぬように、精神一到を貫き、相撲道に精進いたします」と口上を述べた。目標とする横綱には大鵬、千代の富士、北の湖、貴乃花、朝青龍の名を挙げ、「大横綱になるには心技体をそろえ、常に自分の相撲を磨いていくしかない」と決意を新たにした。
伝達式を見守った父のムンフバトさん(65)は「国民の愛を受ける、立派な横綱になって」と話し、育ての親の熊ケ谷親方(元幕内竹葉山)は「精神を磨き、相撲も強くなってほしい」と感無量の表情だった。