撮影協力:eat more greens/撮影:今井七生(Aflo Dite)/取材・文:幸野敦子
New Album 『Order Made』2007.6.20 Out 初回生産限定版(上・CD+DVD)AICL-1832〜1833 3500円(税込) 通常版(下・CD)AICL-1834 3059円(税込)

「今、音楽を作ることが楽しい。ミュージシャンで本当によかったと思う」

 藤井フミヤのニューアルバム『Order Made』が6月20日にリリースされる。前作『WITH THE RAWGUNS』に続き、日本の音楽シーンを代表するトップミュージシャンの4人、佐橋佳幸(G)、屋敷豪太(Ds)、有賀啓雄(B)、斎藤有太(Key)がフミヤの元に再集結し、河口湖での合宿レコーディングを経てアルバムが完成した。

「結局は、まだ離れたくないねっていうのが全員にあったんだね。もともとお互いの音が好きな同士でバンド組んじゃったから、出来上がる音がおもしろくてしょうがないみたい。みんなで曲を持ち寄ってレコーディングを進めたけど、ほとんどライブな感じで、最初の『GOLD』は歌も含めて完全な一発録り。とにかくすごいバンドだから、ライブでもCDと同じものが聴けるだろうし、そこで歌うのはやっぱり気持ちいいよ。そんな環境だから、音楽をやることが楽しくてしょうがないの。若いころは違うモノが面白そうに見えたこともあったけど、今になるとミュージシャンでよかったし、ミュージシャンが一番いいじゃんって思えるようになった。ボーカリストとして肉体を使うことも気持ちいいし、バンドの中心にいて、人前で歌を聴かせる気持ちよさを経験すると、離れるのはムリだって、より強く思うようになってきたね」

 フミヤ自身が作詞・作曲に関わったのは、全13曲中6曲。ラストを飾る『地上にない場所』には、「バラードはいつも力を入れて書く」というフミヤが、最近感じているある思いを込めた。「あのときはあのときしかなくて、時間は止められない。でも、それが悲しいとかじゃなくて、結局は記憶とか思考だけが自分なんだって、最近そんなことを思うんだよね」