
vol.311
INTERVIEW
100万人の敵に300人で立ち向かう!
『300 <スリーハンドレッド>』主演
ジェラルド・バトラー
『オペラ座の怪人』で注目を集めたジェラルド・バトラーが最新作『300 <スリーハンドレッド>』のPRのため来日! 『シン・シティ』で日本でも注目度を高めたアメリカン・グラフィックノベル界の第一人者フランク・ミラーが原作、製作総指揮を担当した話題のスペクタクル大作で見せた男気とは!?
「東京は緑も多いしとてもきれいだね。六本木で過ごすのなんかも大好きだよ。あとは原宿、銀座…それとほら、大きな交差点のあるところ…渋谷でしゃぶしゃぶを食べたよ。あれは牛にかぎる!」
もうすっかり東京での遊び方を心得ているといった感じのジェラルド・バトラー。『オペラ座の怪人』で日本にも多くの女性ファンを生んだ彼は、今回も当然、“ジェリー”ファンから熱烈な歓迎を受けたが、最新作『300 <スリーハンドレッド>』では、男性の心もわしづかみしそうな、男気満点の役どころに挑戦。その役どころとは、100万人のペルシア軍に立ち向かう300人のスパルタ兵士を率いたスパルタ王レオニダス。まず目を奪われるのは、隆々と盛り上がる筋肉に包まれた屈強な肉体だ。
「ロサンゼルスで撮影を始めたときは、自分のトレーナーについてジムに通ってたんだ。小さなプライベートジムなんだけどね。そこではウエイトを3セット1時間、すごく重いやつを持ち上げたりする。それとバランスボールなどを使ったメカニカルな動きをやって、心拍数を上げるような運動をする。それからスタントマンたちと2時間ほどアクションのための動きをやる。その後、この映画のためのフィルムトレーナーがついたんだけど、彼がもう本当にクレイジーでね(笑)。ウエイトを持ちながら走るとか、おもりのついたチェーンを持ち上げるとか、そんなことを全部で6時間ほど毎日やったよ。それと食事法。プロテインを食べるとか、2時間ごとに食事するとか。とにかく24時間態勢だったんだよ」
――普通、役のためにそこまで身体作りを要求されることはあるんですか?
「どうかな(笑)。これまでのどんな役者より僕が一番ハードなレッスンをしたとは言い切れないけど。でも自分にとってはこの映画で求められたことが一番ハードだったね。もちろん、『オペラ座の怪人』のファントムを演じたときは、ほぼ白紙状態から歌のレッスンを始めたし、他の作品でもそういうことはいくつかあったよ。大体にして、僕はチャレンジングなものを選んでしまうんだ(笑)」
――役選びのときに、チャレンジ要素が高いことが支障にならない?
「うーん…、興味深い質問だね(笑)。僕がかなり変わっているせいかもしれないけど、かなり困難だと分かっていても、大変であればあるほどやりたくなるんだ。今もいくつかプロジェクトがあるんだが、その役を演じるにあたって、エージェントは“こうしたほうが簡単じゃない”と言うんだけど“いいや、それじゃチャレンジングじゃないだろう”なんて、自分で大変にしてしまっているところがあるんだよね(笑)。でも本当に大変になってくると、もう考えないようにしてるんだ(笑)。後になって、いやあ、こんなに大変だったとは…って気づくんだ(笑)」
――見事なアクションシーンを披露していますね。もともとスポーツは好きだったんですか?
「そうだね、22歳くらいまでは毎日のようにサッカーをやってたよ。1日で5、6ゲームやったときもあるくらい。バレーボールもバドミントンもよくやってたな。昔からスポーツはすごく熱心だったんだ。まあ、映画だってこれまでに5本の映画で剣を使ってるしね(笑)。でも今回はこれまでの作品とはまったく違うタイプのアクションだった。普通のファイトシーンの2倍のスピードで動かなければいけなかったんだ。しかも、1人対1人じゃなくて1人対3人というアクションなんだ。だから『パイレーツ・オブ・カリビアン』よりもハードだよ!(笑)」
――新作の度に、前作とはまったく異なるイメージを見せてくれますが、今後はどんな役を?
「とにかく、これから先というのはできるだけ違うものをやっていきたい。アクションもやるけど、ドラマも、コメディーもやってみたいんだ。そうすることで自分も驚かせたいし、人も驚かせたい。飽きないためにもそうしていきたいね」
――来日会見では“筋肉がつきすぎてシャツを脱ぐのが恥ずかしい”なんて言っていましたけど、筋肉がついたおかげでよかったことはありました?
「もちろん、と言っていいと思う。やっぱりほら、タフになったみたいで、ちょっといい気分だし(笑)。まあ、洋服を脱いでもひ弱で恥ずかしいということはないからね…後ろにいる僕のエージェントとは違うの、分かるだろ?(笑)」
――今日はありがとうございました!
「ありがとう! 今のが、この映画のプロモーションの、最後のインタビューだったんだ。これまでに世界中で2000のインタビューを受けたんだよ! ああ〜終わったよー!!」
1000万人を相手にしたレオニダス王も、さすがに2000のインタビューは大仕事。お疲れ様でした!

(本紙・秋吉布由子)