今週のTOKYO HEADLINE
vol.312
(2007.06/25-07/02)
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写真:山田崇博
MOVIE vol.312

INTERVIEW
ニューアルバム『PLAY』で“大人の遊び方”を聞かせる!

安室奈美恵

サウンドやカッコよさ、そして楽しみ方。安室奈美恵はいろいろな「新しい」を提示し続けている。27日にリリースされる最新アルバム『PLAY』も安室らしい刺激的な作品だ。本人に聞いた。

――ずばり、“遊ぶ”というタイトルですね。

安室:シングルにもなった『FUNKY TOWN』が、このアルバムのキーワードになっているんです。この曲を作ったとき、“FUNKY TOWN”っていう街があったとしたら、こんな楽曲が流れているんじゃないかとか、こんなおまわりさんがいるんじゃないかとか、スタッフみんなで半ば冗談みたいな感じで話していたことを、サウンドやビジュアルにしていったんです。ジャケットも、警棒だとちょっと男っぽいから鞭を持つ? でも、なぜに鞭?みたいな感じで(笑)。特に理由があったわけじゃなくてかわいいから持ってるだけなんですけどね。

――このアルバムですが、どんな作品にしようと考えていたんですか?

安室:私は「このジャンルでいこう」っていうことをまったく考えなくて、好きだな、歌いたいなって思いたい曲を集めて、アルバムを作っていくんです。だから今作も、制作が後半になってきたあたりでテーマが固まってきて、前作よりも大人っぽいアルバムにしたいなって思いました。ただ、大人っぽく落ち着いてしまうのではなくて、そのなかにもキラキラ感があるものにしたかった。……私、今年30になるんですよ(笑)、だから30歳の遊び方とか輝き方、余裕みたいなものをこの作品で見せられたら、と思いました。今だからこそできる遊び方がある、こういうのもいいでしょって提案できるものってあると思うので。

――30になるっていうのは大きい?

安室:意識はしちゃいますね(笑)。ただ、年齢を重ねることで、歌うことに関して無理がなくなってきていることはいいですね。振り返ってみると、私は強い女性の世界観の歌詞を歌うことが多かったんですよ。20代前半のころは、多少無理したり背伸びしたりしないとそういう歌は歌えなかった。でも今はその必要がないんですよね。今年リリースした「Baby Don't Cry」にしても、今だから素直に歌えたと思うし、「FUNKY TOWN」はイケイケな感じではあるものの、わりと落ち着きもある曲になったし。現時点での生意気さがちょうどいいのかなって。

――思うのは、背伸びしてきたからこそ成長もあったわけで。無理しなくてもいい状況は、いろいろな意味で影響があると思うのですが。

安室:そうでしょうね。ただ、いろんなものが落ち着いてきて、ここ数年、自分の方向性だとか、やりたいことはぶれずにやってこられています。アルバム制作により積極的に参加するようになって、『PLAY』で3作目になりますし、より余裕をもって作らせていただけました。焦ったり迷いながらっていうのはないんですよ。そういうのはもういいかな。焦るにしてもそのなかで楽しめるのがいいですね。

――だからこそ、『PLAY』は楽しくて遊び心が満載なんですね。ヒップホップ、ポップ、ロックと、曲調もいつにも増してさまざまですし。

安室:私、欲張りなんですよ。

――ロック調の『It's all about you』には驚かされました。

安室:ロックは聞くのも歌うのも好きで、いつか挑戦してみたいと思っていたんです。ただ、レコーディングでは打ちのめされましたね。表で打っていたリズムが急に裏になったりして、カウントしても全然リズムが取れなくて。私、リズム感ないのかなとか思っちゃって。

――安室さんがですか!?

安室:私には高い壁でした。

――もう1つ気になるのが、いわゆる“どバラード”がないことなんです。

安室:ダンサブルなものだと「この曲カッコいい!」とか「歌いたい!」と思うんですけど、バラードっていろいろ受け取り方があるから、どれがいいのか分からなくなっちゃって、自然と避けちゃってるんです。このアルバムでは「Should I Love Him?」がバラード。この曲に関しては久しぶりにこういうバラードを聞いたなって思ったんです。歌詞に関しても「そういうことってあるよね」って思うところもあって、歌いたいなと思ったんです。

――「Hide & Seek」や「Hello」とクールなフロアチューンもあり、新しい挑戦もあり。前作に引き続き、『PLAY』で「安室奈美恵だからできること」をまた聞かせていただける気がします。

安室:そう思っていただけることをずっとやっていければと思います。




(文・酒井紫野)

New Album PLAY avex 6月27日(水)発売
左:CD+DVD 3990円 右:CD 3059円(税込)
DVD盤には、最新曲2曲を含む、5曲のミュージックビデオとシュールな笑いで人気沸騰中の「The World of GOLDEN EGGS」とのコラボアニメも収録。


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