
vol.312
「結果を重視する」オシム監督がアジア杯3連覇へ意欲
日本サッカー協会は18日、7月7日開幕のアジア杯(東南アジア4カ国共催)に向けた日本代表予備登録メンバー30人を発表。海外組では中村俊輔、高原を招集し、国内の主力メンバーは川口、巻らが順当に選ばれた。
「内容か結果かで言えば、結果を重視する」。普段、けむに巻くような発言も多いオシム監督がキッパリと明言した。3連覇のかかるアジア杯の重要性は指揮官も認識している。顔ぶれも順当だ。移籍したばかりの稲本、来季の所属先が不透明な中田の招集は見送り、海外組は2人にとどめた。選考にあたり、相手や気候条件も考慮したことを明かし「プレーだけのクオリティーでは決まらない。人間的要素もかかわる」と話した。オシムジャパン発足から約1年。ピッチ外での行動にも目を光らせてきた指揮官が、長丁場の大会で結果が出せる集団として選んだのが今回の30人だ。
アジア杯は、優勝国に与えられる09年コンフェデレーションズ杯の出場権もかかる。「できるだけ強い国と戦いたい」と日ごろから話す指揮官にとって、ぜひとも獲得したい権利のはずだ。最終目的地が南アフリカW杯だからこそ、アジア杯後の強化スケジュールを充実させるうえでも結果は必要なのだろう。
指揮官は「結果がどんなものか保証できない」と一応の予防線も張っているが、その発言からはタイトルへの強い意欲がうかがえる。「オシムジャパン」発足後、勝負にこだわった采配が初めて披露されることになりそうだ。