
vol.313
「1円」携帯が消える!?
総務省は26日、携帯電話端末と通信料金をセットにしている携帯電話事業者の料金体系を見直すとともに、「SIMカード」の使用制限解除を携帯電話事業者に求める「モバイルビジネス研究会」の報告書をまとめた。実施されれば販売奨励金を使った「1円」携帯が消える一方で、月額利用料が下がる可能性がある。平成22年までに現行ルールを変えることを目指す。
最新の携帯電話は高いものでは7万円に迫るが、携帯事業者が約4万円の販売奨励金を販売店に支払うため、加入者は4万円以下で購入でき、旧モデルは「1円」「0円」となる。
販売奨励金は通信料金に上乗せする形で回収しているが、回収後も通信料金は下がらないため、総務省は「長期間利用する人が損をしている」と問題視。公平性、透明性を高めるために、来年をめどに端末と通信料金を分離するよう求めた。端末が一気に値上がりするとメーカー、販売店の経営に打撃を与えかねないため、現行の商慣行も残すが、将来的には完全分離したい考えだ。