
vol.314
生保各社の総代会でトップが陳謝
日本生命保険など大手生命保険各社は3日、株式会社の株主総会に相当する総代会を一斉に開いた。生保業界では、契約者への案内不足による保険金不払いが社会問題化しており、総代会でもトップが相次いで陳謝した。今年から総代会改革により契約者からの立候補制をとった保険会社もあり、参加した総代からは、例年以上に厳しい注文が寄せられた。
総代会では冒頭、各社の社長がそろって、「契約者に多大なご迷惑をかけた」(明治安田生命保険の松尾憲治社長)などと、契約者の代表である総代に陳謝した。
大阪市内のホテルで開かれた住友生命保険の総代会では、「顧客第一主義という原点を忘れているのではないか」との質問が出た。横山進一社長(同日付で会長に就任)は「結果として契約者保護が不十分だった。顧客サービスを徹底させていく」と釈明した。
今年の総代会では、総代からの質問が例年に比べて大幅に増加した。質問数は、明治安田生命保険で昨年より2割増加の36問、日生では昨年の倍以上となる34問に上った。保険金不払い問題を機に、総代の経営に対する関心が高まっていることが浮き彫りになった格好だ。