
vol.314
片山晋呉、今季初勝利に男泣き
UBS日本ツアー選手権ゴルフは1日、宍戸ヒルズCCで最終日を行い、2打差の首位でスタートした片山晋呉が通算9アンダーの271で今季初優勝した。片山は1番(パー4)で第2打を直接カップへ入れるなど、アイアンショットが好調。竹本直哉の追い上げを1打差で振り切った。
気合を込めた片山が「ワォー」と叫びショットを放った。最終18番、左ラフからの第2打。その1打を外せばボギーで竹本に並ばれるところだったが、残り180ヤードをグリーン手前12メートルに乗せパーにとどめた。勝利の瞬間、ガッツポーズ。「勝ったことより、久々に接戦でいいゲームができたことがうれしい」と感極まったのか、涙を流した。
気温が上がったこともあって、熱中症気味になった。「手が震え頭がボーッとしてきた」。首を冷やし、対症療法でしのいできた。最後は声を出して、自らを奮い立たせ、何とか乗り切った。
10年前の6月28日、ゴルフを教えてくれた父・太平さんを亡くした。大会前、墓参したが「父が見守ってくれたと思う」としみじみ語った。
3年連続賞金王だが、向上心は衰えることがない。6月には全米オープンに挑んだが、36位に終わった。それでも今後の再チャレンジに向け、筋力トレーニングなどを続ける。それが結果的に史上初の4大大会制覇につながった。今年は勝ち星にこだわり、自己最多の年間6勝以上を狙う。