
vol.314
虚偽経歴の森世田谷区議がボーナス支給後に辞職
4月の世田谷区議選に民主党公認で出馬してトップ当選したが、選挙公報などにうその経歴を記載したとして、公選法違反容疑で書類送検された世田谷区の森学区議(38)=6月に離党=が3日、区議を辞職した。この問題をめぐり、区議会は5月、辞職勧告を決議していた。
議会事務局などによると、森氏は2日夕、辞職願を同事務局に提出。中には「今回の件の責任を取り、世田谷区議会議員を辞職させていただきたくお届けいたします」と書かれた書面が入っていたという。大場康宣議長が3日、本人に電話で「(書かれている内容に)相違ない」と確認、辞職を許可した。
森氏は元外務省職員で、平成13年7月〜15年11月に在ルクセンブルク大使館に勤務した。このとき3等書記官だったのに、選挙公報やポスターに「1等書記官」と記載していたことが発覚。区議会が辞職勧告を可決したほか、自民党区議団の告発を受けた警視庁は6月21日、公選法違反の疑いで森氏を書類送検した。
区民団体が6月下旬から議員辞職を求める署名を行っており、辞職が決まった3日には1万人を超える署名が森氏に手渡される予定だった。
森氏には5〜7月分の議員報酬(月額61万9000円)のほか、6月29日には夏のボーナス44万4287円が支給されている。区の規定で議員報酬は1日でも在籍すると、1カ月分全額が支給されることになっている。