
vol.316
INTERVIEW
スティーブン・スピルバーグ×マイケル・ベイが放つ、夏一番の注目大作
『トランスフォーマー』
シャイア・ラブーフ ミーガン・フォックス
世の映画好きのタイプを大別するなら、質問はこうだ。「デイヴィッド・リンチに魅惑されたことがあるか」。監督デビュー30周年を迎える今年、最新作『インランド・エンパイア』がついに日本で公開。デイヴィッド・リンチが本紙インタビューに答えてくれた。
「ウチはママがすごく喜んでくれたわ」ミーガン・フォックス
「僕は友達に“オプティマスと写真撮らせて”って言われたよ」シャイア・ラブーフ
スティーブン・スピルバーグ制作総指揮、マイケル・ベイが監督する、今年の夏休み映画の超注目作。8月4日の日本公開に先駆けて、この超大作の主演を射止めた若き2人の男優&女優を直撃! スピルバーグとベイという、ハリウッドで1、2を争うヒットメイカーにして、トップクリエイター2人がタッグを組んだ本作だけに、2人への来日取材も殺到。
シャイア(以下S)「ゲンキデスカー? 僕? 全然疲れてないよ(笑)」
ミーガン(以下M)「ゲンキデスカ!」
――東京観光をしたそうですが、帰国したら家族にはどんな土産話を?
S「世界で一番クールな場所だって言うよ。トイレもスゴイ(笑)。とにかく楽しいことをいろいろしたんだ。築地の魚市場に行ってマグロの競りも見たし、浅草で塔を見たよ」
M 「あと、うなぎの肝を食べたの。串刺しにして焼いてあるものなんだけど。不思議な感じだったわ(笑)」
――本作では、機械に変身=トランスフォームする生命体が登場しますが、身の周りにある機械でトランスフォームしたらおもしろいと思うものはありますか?
S 「こういうテープレコーダーなんかもいいんじゃない? おしゃべりなトランスフォーマーになっておもしろいと思うよ(笑)。あとレーザーポインターなんかは、レーザーを的確に発射して怖いかもしれない。まあ、歯医者さんにある機械は、何が変身しても怖いだろうけどね」
――本作への出演が決まったとき、一番喜んでくれたのは誰?
M「私は母よ」
S「僕は友達が狂喜したね」
M「うちのママも同じ」
S「友人たちは『トランスフォーマー』のすごいファンなんだ。セットに遊びに行かせて、オプティマスと写真を取らせてよ、って言われたよ。スタッフにダメって言われたけどね(笑)」
――見事、大役をつかんだ2人。自分はどんな長所を持った俳優だと思う?
M「私は、自分にどこか特別なところがあるとは思ってないの。とても幸運だったというだけだわ。持って生まれた能力は何かしらあるとは思うんだけど、まだまだその能力を伸ばしきれてない、とも思う。これからもっと、その力を伸ばさなくちゃね」
S 「僕は、とにかくいろいろと観察して一生懸命学ぼうとしてる。自分でも、観察力はあるほうだと思う。100%全力を尽くすし、競争心も高い。他人に対しても、自分に対してもね。僕は、この仕事をジョーク、つまりただの楽しみだとは思ってないんだ。『トランスフォーマー』がエンターテインメントだからって、“映画に出て楽しかったです!”なんて言ったりはしないよ。特撮やCGに俳優の力は関係ないとは思うけど、だからっておろそかにはしない。演じるということほど、僕にとって大切なことはないんだ」
――こういう大きな作品やシリーズ作(本作も続編製作が決まっている)に出演すると、いわゆる“タイプキャスト”される(同じような役どころばかり任される)ことが多くなりがちですが…
M「タイプキャストされてみたいわ!」
S「僕は嫌だね」
M「私だって、今のは冗談よ(笑)」
S「タイプキャストされるってことは、ある意味、俳優にとって死を意味するんじゃないかな。同じようなジャンル、同じような役ばかりを演じ続けるってことは、いいことじゃない。僕が好きな俳優は、ゲイリー・オールドマンやダニエル・デイ=ルイスや、ダスティン・ホフマンなんだけど、彼らの素晴らしさというのは、たとえばルイスがセットにやってきてもスタッフは誰も分からないってことだ。彼の作品を十分に見ていても、毎回違う顔をしているから、本人を見たときみんな驚く。彼は常に“変身”している。それがすばらしいって思うんだよね。俳優とはマジシャンみたいなものといわれるゆえんだ。ジョニー・デップもそう。『フェイク』では役どころのアクセントを身につけすぎて、本来のアクセントを忘れちゃったんだって。それで留守電に吹き込んだ自分の声を聞いて、取り戻したんだって。それこそ俳優だよ」
M「彼が長くしゃべってくれるから助かるわ(笑)」
世界中を驚愕させたCG映像に注目が集まっている本作だが、物語をより魅力的に、人間的にしたのはこの2人の存在。物語のなかでも、トランスフォーマーたちに負けない“変身”を見せてくれるので、乞うご期待!
(構成・本紙 秋吉布由子)