
vol.316
This Week PICK UP
『夕凪の街 桜の国』
戦争を、ヒロシマを知らない世代に大きな反響を呼んだ感動作!!
傑作コミックが、すべての人に命の輝きを伝える映画になった!
2004年に発売されるや、口コミやメディア評などで絶賛され、平成16年度文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞をはじめ各賞を受賞したこうの史代のコミック「夕凪の街 桜の国」。原爆が投下されて13年後の広島と、現代の東京―それぞれの時代に生きる2人の女性の姿を通して、生きることの喜びや命の尊さを綴る物語は、戦争を知らない世代にも深い感動と共感を呼んだ傑作コミックだ。原爆の傷跡という難しい題材を扱った物語にも関わらず、アメリカや韓国、フランス他7カ国で出版され海外でも注目を集めたということも、いかに同作が今の世代に感動をもたらしたかを表している。そんな原作が、この夏スクリーンで“戦争映画”を超えた感動を巻き起こす―。
感動作を生み出し続ける佐々部監督と若き女優たちがリアルな感動を呼ぶ
そんな名作コミックの映画化となった本作でメガホンをとったのは『半落ち』『出口のない海』の佐々部清監督。昨年公開された『出口のない海』では、回天という人間魚雷の搭乗員となった若者たちの最後の日々を描いた監督だが、本作では、貧しくも平和な戦後と、戦争のつめ跡が消え去ったかのような現代、それぞれの日常風景を追いながら、戦争の悲惨さを静かに語りかける。
原爆投下から13年後の広島を描いた「夕凪の街」では、被爆によりやけどの跡が残っている女性・平野皆実の切ない青春の日々が描かれる。皆実という難役を麻生久美子。現代を舞台にした「桜の国」で七波役を演じるのは田中麗奈。日常の中で、それぞれに命の重さと向き合う2人の女性の姿を演じた2女優の表現力が、現代の若者たちにもリアルに悲しみや喜びを伝えてくれている。
どんな戦争大作にも引けをとらないインパクトを持って、大切な感動とメッセージを心の奥底まで届けてくれる作品だ。
| STORY:「夕凪の街」…戦争が終わって13年。広島で小さな会社に勤める皆実は、以前から気になっていた同僚・打越から愛の告白をされる。しかし皆実は父や妹を失うというつらい戦争の記憶を抱えていた。思いのたけを語る皆実を、受け止める打越。しかし、皆実に恐れていた運命が降りかかる。原爆症を発症したのだ―。「桜の国」…現代の東京。最近、奇妙な行動をするようになった父を不審に思い、その後をつけた七波。偶然、小学校時代の旧友と出会い、ともに行動することに。父が乗った深夜バスに隠れて乗り込んだ七波たち。バスが付いたのは父の故郷・広島だった。
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| 監督:佐々部清 出演:田中麗奈、麻生久美子、藤村志保、堺正章、吉沢悠、中越典子他 アートポート配給/1時間58分/7月28日よりシネマスクエアとうきゅう他にて公開 http://www.yunagi-sakura.jp/
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