
vol.318
イラクがアジア杯制覇、日本は4位に
サッカーのアジア杯は最終日の29日、ジャカルタで決勝を行い、イラクがFWユーニスのゴールでサウジアラビアに1−0で競り勝ち悲願の初優勝を果たした。
96年大会以来となる決勝での中東勢対決は、序盤から豊富な運動量で攻めたイラクが後半26分、右CKをユーニスが頭で押し込み先制。サウジは2トップが不発に終わり、4度目の優勝を逃した。
サウジに敗れて優勝を逃した日本は28日、3位決定戦をパレンバンで行い、韓国と0−0でPK戦に突入し、5−6で敗れ4位に終わった。
日本は豪州戦に続き、相手が退場し数的優位になりながら120分間でゴールを挙げることができなかった。屈辱の敗戦の代償は、次回大会で予選から参加という結果になって払うことになった。
オシム監督はこれまでの主力をピッチに送り出したが、選手の疲労は明らかで、攻め込むシーンが見られたのは序盤のみ。次第に韓国のフィジカルに押され、攻撃面でもアイデアが足りなかった。
試合後のオシム監督は、「残念だが、勝つこともあれば負けることもある」とコメント。主力の継続起用については「一般的に負けた場合はチームをいじる。だが私は反対のやり方にトライした。レギュラーにもう一度チャンスを与えたのだ」と説明したものの、その思いは実らなかった。
その翌日には総括会見を行い、「今大会で幸運以外に足りなかったのは、日本に何十年も欠落しているものだ。個の力の向上なしに組織の向上は有り得ない」と話し、局面を打開する個の力を今後の課題に挙げた。