
vol.319
自民代議士会で安倍退陣要求続々
7日に行われた自民党の代議士会で、安倍晋三首相を前にして首相退陣を求める声が相次いだ。
口火を切ったのは、谷垣派の中谷元・元防衛庁長官。「首相が全力でやられたことには敬意を表するが、わが党の政策を実行していけるかどうかということを考えると首相が一度、身を引いて根本的にどこが悪かったか、こういう議論を全党的にしなければこれからの自民党の運営は極めて難しい」と述べ、安倍首相が退陣しなければ党の再建は困難との認識を表明した。
続いて津島派の小坂憲次元文部科学相が参院選を野球に例え、「安倍首相と、民主党の小沢一郎代表のピッチャーの投げ合いで、国民は政権交代を求めたのでなく、ホームランを打たれた投手に交代を求めたのだ」と厳しく批判。参院選で国民は安倍首相の退陣を要求したとの見解を強調。その上で、「ピッチャーは自ら続投を表明するのではなくて、監督の意見を聞くべきだった」と述べ、首相は党内の意見をよく聞いてから続投の是非を決めるべきだったとの考えも示した。
また同じく津島派の石破茂元防衛庁長官も「首相は『反省すべきは反省する』といっているが、何を反省し、どう改めるのか、はっきりしてほしい」と首相を非難した。
これに先立ち、安倍首相は同じ場所で行われた両院議員総会で、参院選で惨敗したことについて「責任を痛感している。多くの人材を失った。落選された皆さまに大変、申し訳ない」と陳謝。党内外から出ている退陣論について「職を辞してその責任を果たすべきであるという多くの声があることも承知している」と十分認識していることを強調しながらも、「困難な道だが改革を進めていくことで私は責任を果たしていかなければならないと決意した。結果において私の判断が間違っていなかった、と国民の皆さまに思って頂けるように全力を尽くす」と語った。