
vol.320
三洋が携帯事業売却含め再編本格化
経営再建中の三洋電機は、主力の携帯電話事業の売却を含めた事業再編の動きを本格化させる方針だ。現在、売却交渉中の半導体事業とともに主力事業の売却を進めることにより、充電池や業務用機器といった収益性の高い事業に経営資源を集中させることで再建を急ぐ。
携帯事業は、国内市場での競争激化などから大幅減収、営業赤字に陥っており、2008年3月期の販売台数を期初予想の1
250万〜1260万台から1100万台に下方修正したばかり。「携帯事業の将来の姿が大きな検討課題」(前田孝一副社長)とするなど、事業撤退案が浮上している。
主力事業のうち今年度中に半導体事業を売却する方針だったが、新潟県中越沖地震の影響で売却価格をめぐる交渉が難航している。4期ぶりとなる最終黒字の達成に向けて、「縮小や撤退で聖域を設けるつもりはない」(佐野精一郎社長)と、徹底した事業見直しを図る構えだ。
(ビジネスアイ)