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vol.322
(2007.09/03-09/09)
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NEWS vol.322

朝青龍ついにモンゴルへ帰国

 解離性障害と診断された横綱朝青龍(26)のモンゴル帰国が28日、日本相撲協会の臨時理事会で了承された。朝青龍は29日午後5時50分(日本時間同6時50分)、成田発の航空機でモンゴルの首都、ウランバートルのチンギスハン空港に到着した。
 空港では、テレビカメラ10台と約60人の報道陣が到着を待ち構えていたが、飛行機から降りた朝青龍らは、入国審査を済ませてVIPルームへ移動。同行した高砂親方(元大関朝潮)、精神科医の本田昌毅医師とともに空港に横付けされた車3台に乗り込み、市内に走り去った。
 朝青龍は、ウランバートルから約400キロ離れた温泉保養地で治療を受ける。関係者によると、朝青龍は最長で9月いっぱいモンゴルに滞在。高砂親方は、治療環境を確認後、数日で帰国する予定という。
 医師、そして協会が治療には帰国が最善、と判断した結果とはいえ、結局横綱のわがままが通ったとの見方が強い。
 処分を受けた際、高砂親方を通じて「真摯に受け止める」とのコメントを出したものの、記者会見など自らの口で謝罪や経緯を説明することもなく、その間モンゴルでのビジネスの報道が流れるなど、着々と帰国への段取りを進めているともいわれた。
「帰国するなら廃業しろ」といった意見を持つ親方もいたが、横綱を誕生させた協会としては、簡単に首は切れない。臨時理事会後には、「帰国には疑問だが、専門家の医師に『病状は深刻で帰国させたほうがいい』といわれたら何も言えない」とある理事はぼやいた。
 ただし帰国しても、処分は生きる。処分には2場所出場停止と4カ月間30%の減俸のほか、九州場所千秋楽まで原則として自宅、病院、けいこ場での謹慎が含まれた。
 北の湖理事長(元横綱北の湖)は「公の場に出るのは許されない。体作りや運動はいいが、繁華街だったら認められない」とする横綱の行動規範を帰国条件に添えた。朝青龍に同行する高砂親方と医師はいわばお目付け役。仮に問題となる行動があった場合、「処罰はそれなりのものを考えなければならない」と北の湖理事長は解雇を含めた厳罰を課すことを示唆した。



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