
vol.322
韓国人人質12人解放 身代金払った!?
アフガニスタンで韓国人ボランティアが、イスラム原理主義勢力タリバンに拉致・殺害された事件で29日、人質19人のうち12人が解放された。28日の韓国側との交渉で全員解放に同意したのを受けたもの。
韓国外交通商省によると、先に解放された女性3人は、安慧珍(アンヘジン)さん(30)、李貞蘭(イジョンラン)さん(32)、韓知映(ハンジョン)さん(34)。3人は同日午後、地元の部族長を経て、アフガン東部ガズニ州で赤十字国際委員会(ICRC)に引き渡された。その後、女性7人と男性2人が解放された。
タリバンの交渉担当者は、アフガニスタン政府に拘束されているタリバンメンバーの釈放に向け韓国政府が圧力をかけることが不可能と判断し、人質解放の条件に掲げていた要求を撤回したと述べた。
韓国大統領府の報道官は記者会見で、身代金の支払いが人質解放につながったのかとの質問には「国際社会の原則と習慣から大きく外れない範囲で、人命救出のため柔軟性を持って対応することは、国家としての責任だと信じている」と明確な回答を差し控えた。
タリバンは7月19日、バスでガズニ州を移動していた韓国のキリスト教会「セムムル教会」所属の23人を拉致、リーダーの牧師ら2人を射殺した。
韓国政府とタリバンは8月10日以降、直接交渉を継続し、13日に女性2人が解放された。28日に、アフガン駐留韓国軍部隊の年内撤退とアフガン内でのキリスト教の宣教活動の禁止を条件に、人質を解放することで合意していた。