
vol.323
広島・前田が涙の2000安打
広島の前田智徳外野手が1日、広島市民球場で行われた中日戦で、プロ野球史上36人目となる通算2000安打を達成した。
8回に打線がつながって、前田智に5打席目が回ってきた。二死満塁。久本の3球目を振り抜くと、打球はライナーで右翼線へ。通算2000安打を広島の勝利を決定づける2点タイムリーで自らの大記録を飾った。2人の息子から祝福の花束を受け取ると、いつものポーカーフェースが優しい笑顔に変わり、試合後のセレモニーでは「今日という日を一生忘れることはない。」と感極まった。
プロ野球人生はけがとの闘いでもあった。95年に右アキレス腱を断裂。00年には左アキレス腱を手術した。時には限界を感じながらも「逃げるのは簡単。どこまでできるか自分との闘いだった」と前田智。苦しみ抜いて大記録に到達した。