
vol.324
富士、鈴鹿が隔年で日本GP持ち回り開催
日本を代表する東西のサーキットが、F1開催地として名を並べることになった。
F1開催権を持つFOAと富士スピードウェイ、鈴鹿サーキットの3社は8日、日本GPを両サーキットで隔年の持ち回り開催とすると発表した。
今季、来季の日本GPは富士で行われ、09年は鈴鹿に戻る。
富士は00年にトヨタ自動車が買収。1年半の期間と約200億円の巨費をかけた大改修でF1の最新スタンダードに合致した近代的サーキットに変身。今季からの開催契約を勝ち取った。
一方、本田技研の関連会社である鈴鹿は、87年から毎年、日本GPを開催。近年は施設の老朽化が指摘されていたが、中断前のGPとなった昨年は3日間合計で過去最高の観衆36万1000人を集めており、コースの面白さや運営は高く評価されていた。
F1は1国1開催が原則。近年はアジアや中東での開催が増え、年間レース数の関係から1国2開催は非常に困難になっていた。ただドイツでの開催がホッケンハイムのドイツGPとニュルブルクリンクの欧州GPの隔年開催になったことで、新たな方向性が示されていた。
FOAと長期契約を交わしていた富士にすれば隔年開催は“譲歩”。だが、東海、近畿圏から観戦に行きやすい鈴鹿と、関東圏の富士の双方で開催されるのはファンに朗報だ。両社が運営を競うことで、より質の高い日本GP実現が期待できそうだ。