
vol.324
パウエルが世界新「9秒74」をマーク
「世界最速男」アサファ・パウエルが本領を発揮した。
9日に行われた陸上のリエティ・グランプリ男子100メートル予選で、パウエルは9秒74の世界新記録をマーク。自身が持っていた従来の記録を更新した。
スタート反応時間0秒137。抜群のスタートから中盤、後半まで「思った通りの走り」で、銅メダルに終わった世界選手権の雪辱を果たした。
世界陸上では残り30メートルでゲイに並ばれ「パニックになった」というパウエルは、ひざや足の付け根を痛めてシーズンを出遅れ、レース勘を取り戻せずに「ラスト40メートルの走り方を見失っていた」と振り返る。この日はライバル不在で自分の走りに徹し切れたことが大きかった。
大阪では見せられなかった「最速」をイタリアの地で証明した24歳は、来夏の北京五輪に「最強」の称号を懸け、「無冠」返上を狙う。