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vol.325
(2007.09/24-09/30)
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MOVIE vol.325

10・3、ニューシングル『永遠の詩』リリース!

中島美嘉

アンジェラ・アキが輝いている。10年の下積み生活を経て、メジャーデビュー。彼女が歌う“いい歌”たちは多くの人の胸をうった。今まさにシンガーソングライターとしての青春を謳歌している彼女は、この19日、最新アルバム『TODAY』を発表する。「ここからがアンジェラ・アキのスタート」と、本人も自信たっぷりの作品だ。

「“ビックリ”を楽しめるようになりました」

『LIFE』が絶好調の中島美嘉が、早くもニューシングル『永遠の詩』を10月3日にリリースする。

 さまざまなジャンルの音楽を吸収し、そのすべてをワン・アンド・オンリーな楽曲に昇華させてきた歌姫が、24枚目のシングルに選んだテーマはズバリ「楽園」だ。ジャマイカが誇るルーツ・レゲエの大御所フレディ・マクレガーの息子であるスティーブンをトラックメイカーに迎え、作詞には宮沢和史を起用。レゲエ・サウンドのメロウなトラックにスウィートな中島美嘉の歌声が融合したナンバーは、2007年の秋を彩る極上ヴァイヴスになりそうだ。

「ラバーズ・ロックは定期的にやらせてもらっているんですけど、メルヘンというか、ふんわりしたイメージがありますね。レコーディングでは技術的な事はあまり意識しないで、とにかく気持ちいい、心地いい楽園の風景をイメージして歌いました」

 本作は映画『サウスバウンド』の主題歌にも決定。物語は元過激派の伝説の闘士で型破りな父にほんろうされながらも成長する小学6年生の二郎の成長を描いている。

「私たちの世代にとっては過激派の話自体が難しいので、実際の出来事という実感はあまりありませんでした。けれど家族像は面白かったですね。私のお父さんはあそこまでひどくはないですけど、言うことややることが映画に出てくるお父さんと似ているんですよ。実際に『学校に行かなくていい』って言われたこともあるし、それで逆に気が楽になった経験があります。歌詞に出てくる『あなた』も、私のイメージではお父さん。私は歌詞を書く時に男の人を主人公にすることもあるので自然に歌えたし、この曲にはありませんけど、『ぼく』っていう言葉を歌うのがすごい好きなんですよね」

 カップリングには『永遠の詩』とはうって変わって、ジャジーな中島美嘉を堪能できる『You'd Be So Nice To Come Home To』を収録している。

「こういうスタンダードジャズ的な曲は迷いがなく歌えるんです。ジャズは純粋に切なかったり、寂しかったりという感情が出ているところが好きで、自分の中にグッと入ってくる感覚になれるから合うのかなって思いますね」

 まったく表情の違う2曲を楽しめるニューシングルとなったが、異なるジャンルの音楽を歌いこなすことに、本人は意識的に取り組んでいるのだろうか?

「元からいろいろなジャンルの音楽を聞いているし、あまり意識していないからこうなっちゃった感じはします(笑)。それにプロデューサーや周りの人もいろいろな音楽が好きな人たちなので、突拍子のないことを平気で提案するんですよ(笑)。もう、セカンドシングルからずっとビックリが続いている状態。最初は自分にできるか不安に思った時期もありましたけど、いろいろやっていくにつれて自信がついてきて、今ではその“ビックリ”を楽しめるようになりました」

 この夏は全国ツアーにレコーディングと音楽漬けの毎日。「今は抜け殻です」と笑うものの、その表情からは充実感が漂ってくる。

「でも、アーティストとして満足することは一生ないでしょうね。単純に歌がうまくなりたいとか、そのあたりには一生自信を持つことはないだろうし、だからこそチャレンジできるのかなって思います。もちろん毎日がピリピリ不満足なわけではないし楽しく過ごしているんですけど、もっと自分を磨いていかないといけないとは常に思っています」 

 自分磨きの具体的な目標を聞いてみると、彼女の口からは意外な言葉が…? 

「一番のマイナス点は恥ずかしがり屋なところなんです。この仕事で一番よくないと思うし、いつか克服できると思ったまま6年経ってしまいました(笑)。特にライブの初日は大変ですね。ひどい時は手も足も震えちゃって、異常にテンションが高かったり。周りの人にもあからさまに分かるぐらい緊張しちゃうんです。これまで“恥ずかしい”というところで損をしたこともあると思うから、できることなら直したいですね」

 自らの短所をあっけらかんと明かしながらも、基本は「めちゃくちゃポジティブ」。そんな中島美嘉の毎日は幸福感にあふれている様子だ。

「将来の夢ってあまりコレって決めないんですよね。夢を持つほど今が楽しくないわけじゃないし、今日を後悔しないように楽しむほうが先。私は本当に幸運に恵まれていると思います。今回のシングルも偶然の出会いがくれたものだと思うので、これからも『いいな』と思う出会いを大事にしていきたいです」

『永遠の詩』では“南”へ向かったが、次の行き先は自分でも決めていない。これからもフレッシュな音楽的出会いを繰り返しながら、21世紀のディーバは我々にフレッシュな驚きを与えてくれるはずだ。




(本紙・小池龍之)

『永遠の詩』
ソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズ 
10月3日(水)発売 
1223円(税込)AICL−1857


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