
vol.325
次世代高速通信でKDDI陣営が新会社設立へ 免許取得にインテルやJR東などと提携
KDDIは18日、総務省が年内に2社へ免許を割り当てる「次世代高速無線通信」の免許取得に向け、筆頭株主の京セラや半導体大手のインテルなど5社と提携すると発表した。このほかJR東日本、大和証券グループ本社、三菱東京UFJ銀行との計6社で新会社を設け、免許獲得を狙う。10日に申請受付が始まった次世代高速無線通信の免許枠をめぐる椅子取りゲームが一段と激しさを増してきた。
総務省が開放する2.5ギガヘルツ帯の周波数帯について、同省は既存の携帯大手の単独申請を認めていない。このためKDDIは異業種に連携を呼びかけた。高速無線通信の規格「ワイマックス」方式を世界で主導するインテルは「国際標準化フォーラムからの付き合いがあった」(吉田和正インテル共同社長)としてKDDIとの連携を決定。また京セラ、三菱東京UFJ銀、JR東、大和証券グループ本社もKDDIから出資要請を受け、連携を決めた。
新会社「ワイヤレスブロードバンド企画」は既にKDDIが全額出資で設立。今月27日に資本金を8億5000万円に増資し、出資比率はKDDIが32.26%、インテルとJR東、京セラが各17.65%、大和証券9.8%、三菱東京UFJ銀5%。免許取得条件としてKDDIは30%超の出資ができないため、今後、出資比率を調整する。18日、東京都千代田区の帝国ホテルで会見したKDDIの小野寺正社長は「それぞれの技術、ノウハウを融合し情報通信の発展に貢献したい」と意気込みを語った。
(ビジネスアイ)