
vol.326
ゆうちょ銀「住宅ローン」でスルガ銀と提携
郵政民営化の準備会社である日本郵政は26日、静岡県の地方銀行、スルガ銀行と、民営化で発足するゆうちょ銀行との住宅ローン分野での業務提携で合意したと発表した。ゆうちょ銀が来夏にもスルガ銀の住宅ローン商品を代理販売する。住宅ローン業務への参入はゆうちょ銀の新規業務の柱。銀行界はゆうちょ銀の業容拡大路線に抵抗感を示してきたが、ゆうちょの拠点網や顧客層は魅力が高く、今回の提携が他行に影響を及ぼす可能性もある。
提携により、ゆうちょ銀は郵便局網を通じて、スルガ銀の住宅ローン商品を代理販売することになる。対象商品は独身女性をはじめとし、民間金融機関が融資に慎重だった顧客層向けの商品。貸し倒れリスクが高いため、その分、金利を上乗せするとみられる。ゆうちょ銀は住宅ローン分野参入当初は他の金融機関の商品を代理販売してノウハウを取得、将来的に自前の商品を販売する方針だ。
一方、横浜銀行や京都銀行など地方銀行7行は26日、地域金融に特化したマーケティングの共同研究を始めると発表した。ゆうちょ銀行のリテール(個人向け取引)分野への進出に対抗する。