
vol.326
一人横綱・白鵬が13勝で昇進後初V
大相撲秋場所は23日、両国国技館で千秋楽を行い、横綱の白鵬が大関千代大海を寄り切りで下し、13勝2敗で4度目の優勝。白鵬の優勝は横綱昇進後初めて。
「横綱として優勝したい気持ちが強かった」。立ち合いで千代大海の前まわしをがっちりつかみ、突っ張りを封じた白鵬が前に出て一気に寄り切り。思いの丈がそのまま出た気迫あふれる相撲だった。
横綱の重みを感じ続けた。「横綱は優勝して当たり前というプレッシャーで眠れない夜もあった」。昇進後2場所目で迎えた一人横綱でもある。「初日に負けて苦しかったが、よくここまで来られた」と安堵感をあふれさせた。
横綱の自覚が芽生えた場所でもあった。先場所は朝げいこにほとんど出なかったが、今場所は皆勤。若い衆の動きにも目を光らせ、熊ケ谷親方(元幕内竹葉山)は「横綱がやれば、若い衆もついていく」と目を細める。28日には「優勝して帰りたかった」というモンゴルでの横綱昇進パーティーに出席。母国に横綱初優勝という最高の土産を持ち帰った。