
vol.327
カンノ30歳の抱負!? 新ドラマ「働きマン」で主演
菅野美穂
菅野美穂がボロボロになるまで働きまくる。10日にスタートするドラマ「働きマン」で、熱血雑誌編集者を演じる。実在する人物を演じさせるならばこの人の右に出るものはいないが、今度はマンガの中の女性。「共感できて、魅力的な女性。この役を演じられるのは光栄」と菅野。撮影も順調に進んでいる。さあ、仕事モード、スイッチオ〜ン!
松方弘子に、考え方をポンと180度変えられてしまいました
可憐だけれど芯がある。控えめながらもオーラを放つ。親しみやすい一方で、どこか触れてはいけないような雰囲気もある。記者が受けた、菅野美穂の第一印象だ。
15歳でデビュー。数々のドラマや話題を集めた映画、コマーシャルなど、さまざまな作品に関わった。仕事しながら成長してきたといっても過言ではないだろう。そんな彼女は先日、30歳になった。
「誕生日は、何日かに分けて、みんなにお祝いしてもらいました。30歳になるからって特別意識はしてなかったですよ。どちらかというと27とか28歳の時のほうが、あと2年で、あと3年で30代に突入しちゃう!って焦りがありましたね。特にきっかけはなかったんですけど、その時期を過ぎたら開き直りの境地じゃないけれど、そういう気持ちになったというか。というのも、今の30代の方って、仕事があり、家庭があり、趣味もあったりって感じで、充実して過ごしていらっしゃるじゃないですか。自分の周りにいる人たちや先輩方も、経験があるゆえに、物事に動じず、余裕があるし。それに、自分を年齢にあてはめて考えていらっしゃらない。そういう姿を見ていたら、30代って楽しそうだなって思えたんです。それが大きいかもしれないですね」
本人も「楽しみだ」という30代。菅野は、新ドラマ「働きマン」でスタートを切る。この作品で菅野が演じるのは、「仕事したな〜って思って死にたい」という雑誌編集者、松方弘子。菅野自身が、仕事を頑張るぞというステートメントを出しているかのように感じる。
「役とのめぐり合いは、年齢のタイミングもあると思うので、今この役を演じられるのは光栄ですね」
「働きマン」は、人気漫画家・安野モヨコによる同名のコミックスが原作。ドラマに先立ってコミックスを読んだ菅野は、「スピード感や躍動感を感じる。とても魅力的な作品」と話す。
「いろいろな作品に携わってきましたけど、私の場合、マンガ原作の作品って少なかったと思うんですね。それで今回のお話があって、普段の役作りと違ってハードルが高いかなとは感じてます。原作で、松方のイメージがしっかり描かれていて、それがお手本になるじゃないですか。だから、この役だったらどんな服を着るんだろうとか、どんな考え方をするんだろうっていうところから、想像して埋めて行くような役作りはできないなって。今回は、原作の松方に自分をどう近づけていくか、自分だったら何を添えられるかってことを考えていくことが役作りになっています。納豆巻で役作り?(※大豆イソフラボンを取る目的で松方がいつも食べている)コンビニにあるときは買うようにしてますね(笑)」
菅野演じる松方は、猛烈に働く仕事人間とはいえ、仕事だけの人間ではない。おしゃれにも美容にも気を使う。スクープ奪取のためにドタキャンすることもあるが、心のよりどころとなっている恋人もいる。だからこそ、特に女性は自分自身に重ね合わせられる。
「彼女のようにスローガンを掲げて仕事してはいないんですが、共感できるし、魅力的な女性だと思います。例えば、どんなにボロボロでもおしゃれをしていますよね。私も、現場でおしゃれするのは、ちゃらちゃらしてるように見えるんじゃないかって思っていたところもあったんですけど、ポンと180度変えられたというか。仕事の能率が下がるならそれはダメですけど、そうでないならおしゃれしないのは女をサボってるってことだって。でも、現実に彼女みたいな人がいたら、きっと半年ぐらいで過労死しちゃうんじゃないかな(笑)。原作のなかで、“悪いから”といって彼氏にさえ弱音を吐けないというエピソードがありますよね。彼女の辛いときに辛いって言わない、それはすごい立派だと思うんですけど、私としては辛いって言うことで自分に乗っているものが早くなくなるような気がするんですけどね。おなかが痛いときって痛いって言った瞬間に、大したことじゃなくなることってあるじゃないですか。周りが助けてくれたりとか、気にしなければいいって言われたりとか(笑)。そういう意味でも、松方は、“20代はどれだけ頑張るかっていう時期”っていうのを実践しているんだと思います。そうやって頑張る彼女に会ってみたい、そう思っていただけるように演じていければと思います」
オンエアも目前。撮影にもさらに力が入る。
「ドラマって、寝ている時間以外は一緒にいる感覚があって、チームワークが生まれるし、達成感がありますね。今回は、春のクールでドラマをやっていたことで、ペース配分がまだ体に残っているし、楽しんでやりたいですね。端から見ていると笑っちゃうような女同士の会話とか(笑)」
これからの抱負について「目標とか立てても思ったようにならない。だから、まずは目の前のことをやっていきたい」と語った。まずは、「働きマン」でしっかり働く? そこから、バラ色の30代が始まる。
(本紙・酒井紫野)
「働きマン」 10月10日スタート(日本テレビ系 水曜日夜10時〜)
週刊誌の編集部で働く、記者・松方弘子(菅野美穂)はし烈なスクープ合戦を繰り広げていた。締め切りに追われて昼も夜もない生活をする松方のもとに、政治がらみの大きなネタが飛び込んできて…。共演は、速水もこみち、平山あや、佐田真由美他。
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