
vol.327
“最大企業”民営化郵政が発足 利用者は疑問の声
民営化された日本郵政が1日、発足した。国内最大の“民間企業”を率いる西川善文社長は発足式で「民営化してよかったと評価してもらえるかどうかが唯一の尺度」とあいさつした。
郵政事業の民営化を記念して全国の郵便局で1日、記念切手が発行された。東京都千代田区の東京中央郵便局では、記念切手を求めて同日午前0時過ぎから多数の切手ファンが行列を作った。準備のかいもあり、目立った混乱もなく記念切手の販売が進んだ。
古くからの切手ファンには民営化に疑問の声も上がった。東京都内に住む会社員の男性(49)は、「郵便事業は国の文化で、民営化でそれを破壊するのは大いに疑問がある。民営化を進めた小泉純一郎元首相も最後まで見届けずに無責任だ」と強い口調で話した。
また、サービスの変更にも疑問の声が上がる。広島県在住の大学教員、森田英樹さん(33)は、「定額小為替の手数料が上がることを今日知った。民間会社になってサービス料金が上がるのは仕方ないが、事前に告知を積極的にしていなかったのはアンフェアだ」と話した。
(ビジネスアイ)