
vol.327
ハミルトンが雨中の日本GP制覇
30日、F1第15戦日本GPが富士スピードウェイで行われ、ポールポジションのルイス・ハミルトン(マクラーレン)が第11戦ハンガリーGP以来となる4勝目を挙げた。
降りしきる雨の中、セーフティーカー先導で決勝がスタートした新生・富士の日本GP。クラッシュが続発する大荒れの展開も、22歳のルーキーは「あまりプレッシャーは感じなかった。もし必要なら、もう少しプッシュできたと思う」と貫録すら漂わせた。
雨の影響で実質、20周目からのスタートだったが危なげなくリード。34周目にクビサに接触されてスピンする場面もあったが、その後は集中してトップを快走した。
佐藤琢磨(スーパーアグリ)、山本左近(スパイカー)の日本人ドライバー2人は明暗が分かれる格好になった。山本は12戦目のF1出走で、自己ベストとなる12位でゴール。富士での経験を生かした会心のレースに「今までで一番タフなコンディションだったけど、やるべきことをしっかりやって、結果を残せた。自信になる」とコメントした。
一方の佐藤はSCが外れた直後、いきなり目の前に現れた前走車に接触してウイングを破損。ノーズ交換のためピットインした際には、燃料漏れでマシンに火がつくアクシデントの連続で完走15台中最下位に終わった。相性の良かった鈴鹿とは一変し、踏んだり蹴ったりの日本GPとなった佐藤は、「(雨で)見ている方もつらい状況の中、たくさん応援してくれて励みになっていたが…」と肩を落とすしかなかった。