
vol.328
「舛添VS長妻」初対決は長妻氏に軍配
9日の衆院予算委員会は、注目閣僚の舛添要一厚生労働相と、「ミスター年金」のニックネームを持つ民主党の長妻昭政調会長代理が初対決し、年金問題をめぐり火花を散らした。
厚生年金や国民年金の未申請者数の質問への舛添氏の「私も何とかできないかと思ってみたが、いまのレガシーシステム(社保庁の旧式システム)ではどうしても出てこない」という答弁に、「舛添大臣にはがっかりした。いまの答弁は」と長妻氏が先制パンチ。
長妻氏は「現場のコンピューター担当の人に聞くと、『一定の条件を作れば出せます』と言っている。ぜひ、現場をきちんと見て出すと言ってもらいたい。大変な数になったらどうするのか」と畳みかけ、舛添氏から「今プログラムの修正作業を指示したところだ。ほぼ1カ月ぐらいの修正が加われば数字が出る」との答弁を引き出した。
その後も舛添氏は、増田寛也総務相への質問にもかかわらず、増田氏を遮る形で答弁に立ち、「社会保険庁に対する不信感がここまで国民の間で広がっている。これは全く私も同じ認識を持っている。ずっと、党の中で長妻議員と同じように追及してきたことで、本当に不信感がある。この前私が提言したのは…」と、自身の実績を強調しようとの作戦に出たが、野党席からのブーイングに遭い、あえなく発言を途中で引っ込める一幕も。
その後も、福田康夫首相への質問に、首相に代わって答弁を行ったが、長妻氏に「総理に聞いている」と抗議されると、「そこまで、まず、では、ご説明を申し上げます…」と説明を途中で終わり、いつものような明解さは影を潜めた。