

vol.328
椎名×橋爪コンビが復活 「レインマン」再演スタートに拍手の嵐
椎名桔平と橋爪功による舞台「レインマン」が日本を感動させている。先日、光が丘IMAホールでプレビュー公演をスタートした。会場は涙と拍手の嵐となっているのに加え、各方面からも高い評価も集めている。11月18日のフィナーレまで、さらに話題を集める。
トム・クルーズとダスティン・ホフマンによる同名の映画を、世界で初めて舞台化。2006年1月の初演では、回数を重ねるごとにリピーターを増やしていった。「もう一度見たい!」という声により、椎名と橋爪のメインキャストはそのままに再演が決定した。
人間の素晴らしさ、家族の存在の重要性、生き方など、さまざまなことを、巧みな演技と演出で見せてくれる舞台だ。互いの存在を知らなかった兄弟が対面し、心の交流を図っていく。さらに兄は自閉症……という、明るくはないストーリーを、映画とは異なる形でポップにポジティブに見せることで、心地よくさわやかな感動をくれる。特に、ステージと観客が一体になるリフティングシーンでは、兄弟が距離を縮めていくという重要なシーンでありながらも、会場からは笑い声が聞こえてくる。
椎名&橋爪のコンビは絶妙。さらに、自閉症のレイモンドを演じる橋爪が、ストーリーには直接関係のないかたちで、サッカー関連の記録や電話番号、円周率をつらつらとよどみなく言い切るのには感心させられた。
現在、地方公演が行われている。東京公演は10月30日〜11月18日まで。パルコ劇場で。