
vol.331
最高賞東京サクラグランプリに「迷子の警察音楽隊」
ラッド委員長「満場一致で良い映画だと判断した」
東京国際映画祭の最高賞である東京サクラグランプリには、イスラエルとフランスの合作映画「迷子の警察音楽隊」(エラン・コリリン監督)が獲得した。
受賞は当然だった。今年5月にカンヌ国際映画祭の「ある視点」部門において、国際批評家連盟賞、ジュネス賞を獲得したほか、カンヌはこの作品のために特別に賞を作るほど惚れ込んだ。本国でも数々の賞を受賞している。コリリン監督は、「私は映画を作るだけで、他人が批評したり、作品を観て意見を持つ。なぜなのかは、(各所での高い評価については)自分自身では分かりません」と謙虚にコメントした。
アラン・ラッド・Jr.審査委員長は、「この作品は、満場一致で良い映画だと審査員が判断した。政治や個人の主張――つまり何かを相手に伝えよう、押し付けようとする映画ではないのです。」と語った。