
vol.331
松坂世界一! レッドソックスがWシリーズ制覇
28日に行われた米大リーグのワールドシリーズ第4戦で、レッドソックスがロッキーズに4−3で勝利。4連勝の“スイープ”で3年ぶり7度目のワールドシリーズ制覇を成し遂げた。試合は1回、レッドソックスがオルティスのタイムリーで先制。2−0の7回にローウェル、8回に代打キルティのソロ本塁打でロッキーズを突き放した。
「1億ドルの男」が1年目で「世界一の男」になった。優勝記念のキャップのつばからシャンパンが滴り落ちる。アルコールのにおいが充満するロッカールームで「興奮しちゃって、最後まで野球を続けられたことが幸せ」と歓喜を爆発させた。日本でも数多くの優勝を経験した松坂だが、昨年のWBCに続く「世界一」の称号は格別だ。
4連勝でロッキーズを一方的に下したワールドシリーズのうち、1勝を松坂が挙げた。公式戦では15勝12敗の成績をマークしながら、防御率4.40などに不満の声が上がったのも事実。「ワールドシリーズはチームに貢献できたし、最高の終わり方。僕自身は、ケガなくやれたことを家族に感謝したい」と、松坂は言葉をかみしめた。
支えは何よりも家族だった。倫世夫人が優勝の瞬間を一目見ようと駆けつけた。「何もかも初めてのことなのに決して表には出さず、苦しかったと思います」と涙ぐんだ。休みの日、ボストン近郊にピクニックに出掛けたことが、何度かあった。まな娘を「姫」と呼んでじゃれ合う。その触れ合いでくじけそうな気持ちが癒やされたという。
「フロリダ(のキャンプ)に始まり、長かったが、ここまでたどりつけてよかった」。もちろん、これがゴールではない。チームの連覇、そして「1億ドル男」の本領発揮に向けた戦いはもう始まっている。