
vol.332
INTERVIEW
『SAW4』主演
トビン・ベル
世界を震撼させ続けてきた『ソウ』シリーズ最新作がいよいよ公開! ファン待望の来日を果たした“いま最も恐るべきキャラクター”ジグソウ役トビン・ベルに、決死の?インタビュー!
近年のスリラー映画界における最も恐ろしく最もクールなキャラクター、それが『ソウ』シリーズの主役“ジグソウ”だ。悪魔的ともいえる頭脳で、どんなターゲットも手中に収め、死のゲームを完全支配する…そんな究極のキャラを演じるトビン・ベルに取材敢行! 憧れ半分、恐怖半分で挨拶すると…「ほらこれがビリー人形だよ! こうやって後ろの金具を引っぱると口がぱくぱく動くんだ」と、にこやかに人形を動かしてみせてくれた。ただ、それがビリー人形なのでやっぱり怖い…。「もうちょっと大きいサイズのビリーを頼んでいるところだよ。そうすれば(フットボールチームの)グリーンベイ・パッカーズでプレーできるかもしれないからね。ヘルメットをゲットしないと(笑)」。怖くて誰もタックルできません。トビン・ベルといえばもはやホラーファンの“ヒーロー”。マニアな記者が押しかけているのでは。
「アメリカではいわゆるホラー系のジャーナリストとよく会ったけど、日本では映画ジャーナリストが多いね。オタクであることに変わりはないけど」とニヤリ。「まあ、みんなどこかしらクレイジーなもの。うわべだけ普通にしているんだ。君だってきっと…」とまたニヤリ。この知的な風貌と一癖ありそうな笑みでジグソウファンを生み続けてきた彼。最新作で、ジグソウを演じた新たな楽しさは?
「歩いたこと。本作では本当に歩いているんだ、約束するよ(笑)。床に倒れているのでもなく、車椅子に乗っているのでもなく、ベッドに伏しているのでもなくね。本作では、ジグソウの人生の違う時期を見ることができる。シリーズのファンにとっても、とても興味深いんじゃないかな。彼がなぜジグソウになる道を選んだのか、その理由をのぞき見ることができる。もちろん、現在形でいえば彼はもう死んでいるけどね」
ところでネタバレせずに取材を受けるのは難しくないですか?
「けっこう上手くなったよ(笑)。いつもそういう状況に置かれているからね」
ではネタバレしないように『ソウ4』の完成作を見た感想を!
「上手にできているな、と思ったよ。考えさせられるし、すごく複雑だ。なかなかついていくのが難しいんだ。でも大丈夫ですって読者に伝えて。この“ジグソウ”自身もついていけてなかったから(笑)。でも僕と読者との違いは、僕は作品を見た次の日に脚本家にメールを出すことができたってことだね。実際“分からないところがあるんだけど”ってメールで質問したんだ。返信メールでその答えが書かれていたから、おかげでずいぶんスッキリしたよ」。
う、うらやましい! そんな“ジグソウ”の休日の過ごし方は?
「野球かな。市のスポーツプログラムに参加して、子供たちの野球チームのコーチをしているんだ」。
少年野球の監督!?
「君の言いたいことは分かってるよ(笑)。まあ、僕はそういうプログラムがとても大切なことだと思っていてね。自分も子供のように楽しんでいる。きっとこのスポーツプログラムのおかげで、おかしくならずに済んだんだし…僕が正気かどうか、君の目には違うふうに映るかもしれないが(笑)。子供たちは映画を見ることはできないんだけど、ジグソウというキャラクターがいるのは知っていて、声で僕だということも気づいている。“監督、ジグソウ声で何か言って!”と頼まれるんで、ときどき1人ずつ耳元で、ジグソウ声でささやいてあげてるよ。いいことをしたときのごほうびにね(笑)」
最後に、読者に向けてこの映画をオススメしてください!
「ポップコーンを食べながら見るのにぴったりだから、他に見る映画がなかったらポップコーンを食べに来て(笑)…なんて言わなくても、『ソウ4』を見るべき理由はファンなら分かってくれているはずだね」。
違いない。シリーズ最高のミステリーが仕掛けられた最新作。見逃したら…あなたのところにもビリー人形がやってくるかも?
(本紙・秋吉布由子)
| 『SAW4』
監督:ダーレン・リン・バウズマン 出演:トビン・ベル、スコット・パターソン他
アスミック・エース 配給/1時間50分/11月17日よりTOHOシネマズ六本木シネマズ他にて公開 http://saw4.jp/
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