
vol.332
中間連結決算
ソフトバンクが携帯好調で最高益
ソフトバンクが6日発表した平成19年9月中間連結決算は、携帯電話事業の好調により、売上高、営業利益、最終利益のいずれも過去最高を更新した。昨春の携帯電話事業買収時、巨額投資を続けた同社は赤字で将来を不安視されたが、携帯事業の躍進で収益基盤を築いた。孫正義社長は「ケータイがインターネットマシンになる」と唱え、今後ネット関連サービスで携帯事業を成長させる考えを強調した。同日の記者会見で孫社長は、「ほんの2年前は赤字だった。隔世の感がある」と語り、赤字体質からの脱却を宣言。増益基調定着を印象づけた。
携帯大手3社の19年9月期中間連結決算では、ソフトバンクとともにKDDIも過去最高益を更新したが、NTTドコモは減収減益となり、明暗を分けた。
自動車5社が営業益最高に
トヨタ自動車など国内大手自動車メーカー8社の平成19年9月中間連結決算が7日出そろった。若者のクルマ離れで低迷する国内市場を、海外販売で補い、三菱自動車を除く7社が過去最高の売上高を記録。ホンダやスズキなど5社は本業のもうけを示す営業利益も過去最高となった。ただ、原油や原材料の高騰、米経済の失速懸念など先行きにはリスク要因が多く、マツダやダイハツなどは通期業績予想の上方修正を見送った。国内の不振をカバーした海外市場では、インドや中国など新興国を中心に好調で、円安も追い風となった。
大手6商社が過去最高益
大手商社6社の平成19年9月中間連結決算が出そろった。資源価格の高騰や円安を背景に、各社が過去最高益を更新した。6社のうち、三菱商事だけが営業減益となったが、これは石炭価格の下落によるもの。最終利益では、三井物産がインドの鉄鉱石会社など資源権益の売却益を計上して三菱商事を上回った。サブプライム問題の影響では伊藤忠商事などが米国の住宅・建材事業の損失を、株式市況の悪化で三井物産や住友商事などが保有株の評価損を計上した。