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vol.333
(2007.11/19-11/25)
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NEWS vol.333

ブット氏がムシャラフ大統領に即時辞任要求

 パキスタン警察は13日、非常事態宣言下で大規模な抗議デモを計画していた野党パキスタン人民党(PPP)総裁のブット元首相に7日間の拘束を通告し、東部ラホールの滞在先で軟禁した。
 9日の抗議集会阻止に続く政府の封じ込め措置に激しく反発するブット氏は、同日、地元の民放テレビなどの電話インタビューに応じ、「ムシャラフ大統領の存在自体が民主主義への障害となっている。大統領は退陣しなければならない」と初めて即時辞任を要求。さらに「新政権下での協調はない」と言明し、両者の政権協議は完全に破綻した格好となった。
 同氏は総選挙について「PPPが次期総選挙に参加する状況にあるとは思われない」とボイコットを示唆し、野党側の連携により政権を揺さぶる考えを示した。野党側では、最大野党の宗教政党、統一行動評議会(MMA)のフセイン氏やパキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派(PML−N)のシャリフ氏ら3党の指導者が、すでにボイコットの声明を出している。
 一方、ムシャラフ大統領は14日、兼務している陸軍参謀長を11月中に辞任し、文民大統領として新しい任期を始める意向を表明した。また、来年1月までの総選挙は非常事態宣言下で実施するとの考えもあらためて示唆した。
 大統領は当初、大統領任期切れとなる今月15日までに軍籍を離脱する予定だったが、最高裁が大統領選挙でのムシャラフ氏の資格審理に入り、延期せざるを得なくなったと説明。そのうえで、大統領を続けることについて、「物事を現実的にとらえる人なら誰でも理解できることだが、私が大統領として残留し、政情不安に対応しなければ、事態はさらに混迷を招くだけだ」と述べた。辞任の正確な時期については、最高裁の審理の推移によるとして特定を避けたが、今月中の公算が大きいとしている。
 また、ブット元首相との関係について、信頼が著しく損なわれているとしたうえで、「彼女はパキスタンでの人気を大げさに演じており、次期選挙に勝って3期目の首相になることはないだろう」との見通しを示した。ただ、「自分は誰とでも一緒に仕事ができる。対立の道を選ぶのか、和解の道を選ぶのかは彼女次第だ」と述べた。



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