
vol.333
6万人が歓喜! 浦和レッズがアジアCL制覇
アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)は14日、埼玉スタジアムで決勝の第2戦を行い、浦和レッズがセパハン(イラン)に2−0で勝利。2戦合計を3−1とし初優勝を飾った。アウェーでの第1戦に1−1で引き分けていた浦和は、前半22分に永井がゴール右から豪快なシュートを決めて先制。後半26分には阿部のヘディングシュートで加点した。
勝利の瞬間、スタジアムに詰めかけた6万人の浦和サポーターが歓喜に包まれた。日本勢のACL制覇は初の快挙。銀色の紙吹雪が舞う中、鈴木が誇らしくトロフィーを掲げた。
「サポーターが素晴らしい雰囲気を作り出した。日本でこのような偉業はなかった。今日、我々はこの勝利を祝う」。オジェック監督は普段のこわもてをはぎ、スタンドの赤い波に沿って、喜色満面に場内を1周した。
個人能力の高い選手をそろえる一方、「戦術面では物足りない」との指摘もある浦和だが、この日は違った。「点が取れれば勝てると思っていた。後ろはゼロに抑えてくれると信じていた」と殊勲のゴールを挙げた永井が言えば、鈴木も「きょうはコンパクトなディフェンスができた」と前線の守備に感謝した。
ただ、これがゴールではない。オジェック監督も「今日ぐらい喜んで何が悪い」とおどけつつも、「明日からは清水戦に向けて準備する」と勝負師の顔に戻った。クラブも派手な祝勝会はせず、Jリーグ連覇を果たしてから盛大に勝利を祝うつもりだ。
そして連覇の次には、ACミランをはじめとした強豪がひしめくクラブW杯が待つ。「アジアトップはひとつ目の目標」と闘莉王はACL制覇を“通過点”であると強調する。日本が誇る赤き常勝軍団・浦和レッズは、世界を舞台にさらなる高みを目指す。