
vol.335
ヒル米国務次官補ここ5カ月で2度目の訪朝
米国務省当局者は11月27日、北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議の米首席代表を務めるヒル国務次官補(東アジア・太平洋担当)が12月3日から5日ごろにかけ、北朝鮮を訪問することを明らかにした。
国務省当局者によると、ヒル次官補は平壌で金桂寛外務次官ら北朝鮮政府高官と会談するほか、寧辺で核施設の無能力化に向けた作業の進捗状況を視察する。ヒル次官補は訪朝後、6日から北京で開催される見込みの6カ国協議首席代表会合に出席し、これに先立ち米朝2国間で調整を行うことになる。
ヒル次官補の訪朝は6月に続いて2回目。約5カ月の間に2度目の訪朝という米政府高官としては異例の対応をみせ、米朝関係の改善に積極的であるとの姿勢を示すことで、北朝鮮から核計画の申告などで前向きの回答を引き出したいとの思惑があるといえそうだ。
6カ国協議筋によると、北朝鮮はかねてから、6カ国協議開催前のヒル次官補の訪朝を望んでいたという。
なおヒル次官補は28日夜、外務省で佐々江賢一郎外務省アジア大洋州局長と会談。会談で両氏は12月6〜8日で調整されている首席代表会合に向け、北朝鮮による核計画の申告が重要になるとの認識で一致した。
拉致被害者家族会の新代表に飯塚氏就任
北朝鮮による拉致被害者家族会が24日、東京都内で臨時総会を開き、横田めぐみさん=拉致当時(13)=の父、滋さん(75)が代表を退いた。後任には副代表で田口八重子さん=同(22)=の兄、飯塚繁雄さん(69)が就任した。横田さんは健康上の理由で代表を退任したことを説明し、「まずは肩の荷がおりた。これからは新代表とともに救出活動を続けたい」とした。新代表の飯塚さんは「政府や家族、国民の皆さまと一体となって、被害者の救出活動に当たりたい」と改めて国民に支持を呼びかけた。