今週のTOKYO HEADLINE
vol.336
(2007.12/10-12/16)
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MOVIE vol.336

END OF THE YEAR SPECIAL INTERVIEW

最も激しいシングル『Good Times Bad Times』で魅せる!
輝く、 郷 ひろみ

郷 ひろみはとてもまぶしい人だ。ギラギラしたり、キラキラしたり、いぶし銀のような光を放ったり、時によって光り方を変化させながら、いつでも輝いている。今年について言えば、あらゆるところで“スパーク”していた。インタビュー中、「輝いていなければいけないと思う」と熱く語った本人。そう思ったきっかけはなんとあの曲だった? HIROMI GOを直撃した。

すばらしい楽曲を過去のものにしちゃいけない。
そうしないために今、輝いていなければいけないんだ。

 郷ひろみほど心から驚かせてくれる人はいない。数々のアーティストが、手を変え、品を変え、ビックリを届けようと躍起になっているなかで、"サプライズ"という言葉は散々飛び交いすぎて、本来の意味を失いつつある。そんな状況にあって、郷は本当のサプライズを届けてくれる。楽曲を通して、演技やトライを通して、そして郷というその人を通して、見ている人をニヤッとさせ、ハッとさせる。

 今年の動きも例に漏れない。シングル「Boom Boom Boom」に始まり、藤原紀香と陣内智則の披露宴での「お嫁サンバ」の華麗なパフォーマンス、CMでは松田聖子の「青い珊瑚礁」を晴れやかに歌い上げた。さらに、自身のヒット曲「2億4千万の瞳」を「3000万!3000万!」と歌う姿も記憶に新しい。

「ここまで話題になるって正直思ってなかったんですよね。『青い珊瑚礁』はある程度注目されるだろうと予想できたところはあるけど、『お嫁サンバ』は、藤原紀香ちゃんから結婚式で歌ってほしいと頼まれたということがあって、僕としては(結婚式を)絶対に盛り上げたいという気持ちだけだったから。そのためにリハーサルからまるで同じパフォーマンスしてましたから(笑)」

 ジャケットをヒラヒラさせながら踊る郷の姿を見て、郷らしいと思う人もいる一方で、ハラハラもしたファンも少なくない。が、しかし、心配には及ばず。あの『お嫁サンバ』は、郷本人にとっても新しい気づきをくれたという。「あのパフォーマンスで、『お嫁サンバ』が、見直されたような感覚もどこかにある」

「もともとすばらしい楽曲ではあるんだけれど、世の中に出てから25年が経過している曲だというのに、披露宴で歌ってから着うたですごい数のダウンロードがあったんです。夏のコンサートにしてもこれまでと全然ノリが違った。自分でもこの楽曲ってすごいんだなあって再確認できましたね。そういった気持ちっていうのは『お嫁サンバ』だけに限ったことじゃなくて、『2億4千万の瞳』、『哀愁のカサブランカ』といったこれまでに自分が歌ってきた楽曲すべてにいえることで、歌手として、これからそれに匹敵する楽曲を1曲でも多く残していきたいなと思いました」

 先日、シングル『Good Times Bad Times』をリリースした。「メロディーがぐっときた」という本作は、人生のいいときも悪いときも経験した大人たちのちょっとセクシーな愛を歌う。すでに報道もされているように、振り付けも見どころで、右手をぐるぐると回す動きがあるためか、新曲お披露目ライブでは「ヒロミーズ・ブートキャンプですよ」と、地方のコンサートには必携という「ビリーズ・ブートキャンプ」を意識したコメントもしている。とにかく、この曲は、光り輝く郷を目と耳と心で楽しめる。しかし、なぜにこれほどキラキラしているのだろうか?

「僕の考え方だけれど、今の自分が輝いていないと、過去の曲っていうのはただの懐メロになってしまうと思う、それって過去にすがるってことだから。でも、輝いていればそうした曲は決して懐メロにはならない、今の時代に引き上げることができるんです。これまでにいろんな作家さんたちにすばらしい楽曲を書いてもらってきた使命として、ファンの人に対しての感謝の気持ちも込めて、すばらしい楽曲たちを過去のものにしちゃいけない。そうしないためにも今輝いていなければいけない。…そう思う一方で、輝き続けることがいかに大変なことかっていうのも十分すぎるほど分かってもいるんです。人生って、いい時と悪い時の繰り返し。振り返ってもそう思うし、これからもそうなんだと思う。ただ、そういう波って山を登って下りるのと同じなんじゃないかな。登ったら下りて、また次の山へ、それがずっと続いていく。山に登ったらそこでずっと景色を眺めていることはできないなら、すぐ下りて、別の山に登ろうと思う。それが、僕の生き方」

 何度も山を登り下りしてきた郷は先日、なんと52歳となった。

「50代が最高の時期になると思っていて、そうなるようにと準備もしてきました。2年経ちますけど、悪い方向には向かってないかなと思います。ただ、ここで終わるわけじゃないからね。50代をどう過ごすかで60代が決まる、60代の次は70代。ずっと続いていく。そうやって年を重ねていきながら、郷 ひろみというパフォーマーの完成形に、少しずつでも近づいていければ、それが今の目標ですね。引き際?(笑)まだ考える時期じゃないよ。自分で自分自身の肩を叩く時はいつか来ると思うけど、その時は“がんばったね”ってねぎらいの言葉が出ると思う。“もう辞めたほうがいいよ”、じゃなくてね」

 郷ひろみはまだまだ輝く。




(本紙・酒井紫野)

Good Times Bad Times
ソニーミュージックレコード 
初回生産限定盤 8200円(税込)
通常盤 1400円(税込)
※初回生産限定盤には特典DVD付シングル、ライブDVDつき


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