
vol.336
朝青龍と亀田大毅−話題の2人が同日謝罪
モンゴルで療養していた大相撲の横綱朝青龍(27)=本名ドルゴルスレン・ダグワドルジ、高砂部屋=が11月30日、成田空港着の航空機で再来日した。日本に戻ってくるのは3カ月ぶり。東京・両国国技館に直行し、相撲診療所で主治医の高木洲一郎医師の診察を受けた後、師匠の高砂親方(元大関朝潮)とともに記者クラブ内で会見に臨んだ。8月29日にモンゴルに渡ったときの生気がない表情から一転、終始落ち着きを見せる横綱は冒頭「心からおわび申し上げます」と謝罪。「僕は相撲が大好きなんで」と、優等生的な言動で無難にけじめをつけた。
一連の問題の発端となったモンゴルでのサッカー大会出場に話題が向くと、当初はTシャツを子供に配る予定だったが、「どうしても出てくれ」と頼まれて出場することになったとする経緯を説明。「自分が一番悪い」「十分責任ありますね」と言い訳はしなかった。
サッカー出場時の手の痛みについては「電気が走るようだった。ちょっとさわるとしびれたり…」。さらに、一時日本に戻った後、精神面での不調が著しいため、故郷のモンゴルに治療の場を選んだことを説明し、肉体面、精神面ともに「仮病疑惑」を否定した。
49分間にわたった謝罪会見の後、引き続き横綱審議委員に経過説明し、謝罪した。
朝青龍は、けがで夏巡業への不参加を届け出ながらモンゴルでサッカーに興じたため、日本相撲協会から2場所出場停止や九州場所千秋楽までの謹慎などの処分を受けた。厳罰で精神的に不安定になったとされ8月29日に帰国。来年1月の初場所への出場を目指す。
プロボクシング世界戦での反則行為で処分を受けた亀田大毅(18)が30日、兄の興毅とともに所属する東京都新宿区の協栄ジムで会見。「お騒がせして申し訳ございませんでした。一からではなく、ゼロからスタートしたいと思います」と一連の不祥事を謝罪した。しかし、わずか5分足らずで一方的に会見を打ち切り、記者団の質問に十分に答えないなど、内容には疑問符がついた。
10月11日の世界戦後、公の場で大毅が自らの口で謝罪するのは初めて。協栄ジムの金平桂一郎会長は、練習再開の条件に謝罪を義務付けていた。大毅は冒頭、興毅とともに深々と頭を下げ、謝罪。「自分の中ですべてが変わった」とし、反則行為については「自分の指示(意思)です」と説明した。しかし10月26日に行われた興毅の謝罪会見が1時間20分に及んだのに対し、この日は金平会長がジムのスケジュールを理由に、5分足らずで会見を打ち切った。
また大相撲の横綱朝青龍と同日の会見となったことについて、金平会長は「兼ね合いはない。結果的にそうなってしまった」と釈明。批判逃れとする見方を否定した。