
vol.336
年末商戦 薄型テレビから次世代DVDへ主役交代
市場調査会社のBCNは5日、次世代DVDの11月の販売動向に関する調査結果を発表した。DVDレコーダー市場全体に占める次世代DVDの割合は、金額ベースで約36%となり、20%に満たなかった10月から大きく上昇した。台数ベースでも倍増し初めて20%を超えた。年末商戦に向け、各社が価格を抑えた新モデルを相次いで投入したことで普及に弾みがついた。
10、11月合計のメーカー別シェアをみると、「ブルーレイ・ディスク(BD)」方式のソニーが57%と首位。松下電器産業が32%、シャープが8%とBD陣営が続き、「HD DVD」方式の東芝は2%で、BDの圧勝となっている。
高画質な「ハイビジョン映像」の録画に適した次世代DVDレコーダーが、年末商戦の“主役”へと躍り出た。「BD」と「HD DVD」の2陣営に分裂し、激しい覇権争いが続くなか、その趨勢(すうせい)を見極めようと、「消費者が買い控えるのでは」との心配もあったが、各社が新モデルを投入した11月以降、一部量販店では売り切れとなる機種も出るほどだ。次世代機が占める割合は来夏に5割を超えるとの見方も出ており、年末商戦を弾みに、2008年は“普及元年”となりそうだ。
年末商戦に活気づく東京・秋葉原の電気街。家電量販店の売り場担当者は、「次世代DVDの売れ行きは予想以上だ」と声をそろえる。 石丸電気では、現行方式のDVD機を含めたレコーダー(録画再生機)の販売台数に占める次世代機の割合が、「年末にも4〜5割となる」(吉松俊弘副店長)と予想する。20万円台中盤からの上位機種は品切れも出ている。
市場調査会社BCNによると、11月には次世代機の割合が台数ベースで20%、金額ベースで30%を初めて超えた。同社の田中繁廣取締役は、「早ければまず金額ベースで来春にも5割を超える」とみる。
(ビジネスアイ)