
vol.337
INTERVIEW
『ナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺者の日記』
ダイアン・クルーガー
世界的大ヒットを記録した冒険アドベンチャー、待望の第2弾! 歴史ミステリーをモチーフに、謎解きや宝探しというエンターテインメント要素を盛り込んだ人気作が、さらにスケールアップして帰ってきた! 1作目に続き才色兼備のヒロイン・アビゲイル役を演じるダイアン・クルーガーを直撃!
「あの口ゲンカは、アドリブなのよ(笑)」
淡いピンクのワンピースとグレーのハイヒールというファッショナブルな組み合わせは自分セレクト。「でも本当は、昼間はヒールの低い靴を履いていたいのだけど(笑)」。
もはや説明要らずの大ヒット作。その続編の出来に、世界中のファンが寄せる期待は大きい。
「出来上がりを見て、まず何よりホッとしたの。よかった、ちゃんと筋が通ったストーリーになってる、って(笑)。前作に比べ、はるかに行動範囲が広くなってスケールも大きくなって、謎も複雑になってきているんだけど、きちんと物語の筋が通った作品に仕上がっているの」
『ナショナル・トレジャー』シリーズでダイアンが演じるアビゲイル・チェイスは、ワシントンD.C.国立公文書館の責任者という、エリート美女。
「おそらく観客の皆さんが考えているとおり、アビゲイルはワシントンの教養豊かな家庭に生まれ育って、ハーバードなどの一流の大学を卒業したエリートの女性。だから服装もコンサバティブで、あまりセクシーなほうではないわ(笑)。1作目では、アビゲイルはまさにそういう“お堅い”女性というイメージが強かった。けどうれしいことに、前作のファンからの声を脚本家たちが反映してくれたようで、本作では彼女のより人間らしい部分を多く見ることができるのよ」
ニコラス・ケイジ演じる主人公ベン・ゲイツと恋に落ちたアビゲイルだが、本作では冒頭から破局ムード。
「そう、アビゲイルの勝ち気さや負けん気の強さが1作目よりもっと強くアピールされてるの(笑)」
本作は“続編嫌い”のケイジがシリーズに出演したことも話題。その理由の一つは、メインキャストたちの仲の良さにあるのかもしれない。
「私たちは本当に仲が良くて、それは、スクリーンからも伝わるんじゃないかしら。実は前作を撮影し終わってからも、ニック(ケイジ)たちと普通に連絡を取り合ったりしてたのよ。そんな仲の良さが、本作の演技にもプラスになったと思う。アドリブだって、しょっちゅう入れることができたしね」
ひょっとしてそのアドリブが生きたシーンとは、ウディ・アレン映画を思わせるほど小気味よい、ベンとアビゲイルの口論シーン?
「そうよ、バッキンガム宮殿での口げんかシーンもね(笑)。」
ドイツ出身で、ドイツ語、フランス語、そして英語と語学にも堪能なダイアン。伝説の美女を演じた歴史大作『トロイ』といったハリウッドのエンターテインメント大作から、エド・ハリスと共演したヨーロッパ映画『敬愛なるベートーヴェン』といった重厚なドラマまで、規模・ジャンル・国籍を問わず、さまざまな作品で活躍する。
「確かにハリウッドでは、私は “外国から来た女優”というイメージのほうが強いでしょうね。でもそういう一流女優も多いわ、ニコール・キッドマンとか(笑)。私も、この作品でアメリカ生まれのアビゲイルを演じているし、その辺りはあまり関係ないと思ってる。このシリーズのようなヒット作に恵まれて、私はとてもラッキーだった。もちろん運だけでやってきたわけでなく、今でもコツコツ努力する日々が続いているんだけど(笑)。でも、何より私が幸運だと思えるのは、ハリウッドだけでなくヨーロッパ映画界でも仕事が続けていられること。ハリウッドとは違うテイストを持つヨーロッパの作品で演技できるのは、とても大切なことだと思っているの」
誰もが“美女”と評する美しさを持ちながら、笑顔や言葉にそれ以上の魅力をにじませるダイアン。日本からもいつかこんなインターナショナルな女優が誕生してほしい…とつくづく憧れてしまう存在だ。
(本紙・秋吉布由子)
| 『ナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺者の日記』
監督:ジョン・タートルトーブ 出演:ニコラス・ケイジ、ダイアン・クルーガー、ジョン・ヴォイト、ハーヴェイ・カイテル、エド・ハリス他 ウォルト ディズニー スタジオ モーション ピクチャーズ ジャパン配給/2時間4分/12月21日より全世界同時公開
http://www.disney.co.jp/movies/nt2/
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