

vol.337
シュルトが前人未到のK-1GP3連覇
東京ドームから横浜アリーナへ舞台を移しても、大巨人の覇道は1ミリたりとも揺るがなかった。
8日に行われた「K-1 WORLD GP 2007 FINAL」で、王者のセーム・シュルトがグラウベ・フェイトーザ、ジェロム・レ・バンナ、ピーター・アーツを下し優勝。K-1史上初となる3連覇を達成し、改めて立ち技“絶対王者”の実力を証明した。
212センチの大巨人が、またしても“包囲網”を突破しての圧勝V。昨年に続き、顔にキズひとつない姿がシュルトの強さを際立たせた。唯一のピンチらしいピンチは準々決勝のみ。2Rにグラウベのブラジリアンキックが顔面をとらえてよろめく場面が見られたものの、すぐさま攻撃に転じて形勢逆転。そのままグラウベを3−0の判定勝ちで破ると、準決勝では“打倒シュルト”の一番手バンナのひざを破壊。最後は昨年の決勝と同じ相手であるアーツを難なく退けた。
前人未到の3連覇を成し遂げたシュルトは「歴史に残る選手になったと思う」と、大本命のプレッシャーをはねのけての優勝に満面の笑み。谷川貞治プロデューサーは「彼を倒す人は見当たらない。1日4試合やらせるぐらいのハンデを与えないと」と王者の強さに脱帽していた。
注目の新鋭ファイターとして注目されていた澤屋敷純一、バダ・ハリはともに準々決勝で敗退。「ポスト武蔵」として期待された澤屋敷はアーツにガードの上から2度ダウンを奪われるKO負けに「作戦をやる前に(1度目のダウンの)右ハイをもらってしまった」と力なく語った。