
vol.338
いろいろあった07年
格闘技界の総決算!
「やれんのか!」出場選手 直撃INTERVIEW2連発!!
三崎和雄
「やれんのか! 大晦日! 2007」で、文字通り男のプライドをかけた決闘が行われる。PRIDEウェルター級GP2006王者・三崎和雄が対戦するのは、ちょうど1年前にクリーム塗布事件を引き起こした秋山成勲。ただならぬ緊迫感を漂わせる一戦を直前に控え、日本男児代表・三崎は静かに燃えていた。
「すべてを背負って、僕はリングに上がります」
――秋山戦は三崎選手が希望されたそうですが。
「あの試合(10月28日「HERO'S」韓国大会。昨年、三崎がウェルター級トーナメント決勝で対戦したデニス・カーンを秋山がKOした)をきっかけに、僕の思いが180度変わったんです。ここは自分が出るしかない、秋山選手と1対1で向かい合いたいと」
――「あの事件」に関しては…。
「僕自身の本当の心の叫びや思いだったり、伝えたいことはたくさんあります。けれども、試合が決まった時点で、それは心にしまい込んでリングに上がろうと決めました。僕の『心の声』は大みそか、みなさんにお伝えします」
――分かりました。では、ファイターとしての秋山選手の印象を聞かせてください。
「ファイターとして、ですね。非常に優れたものを持つ“生き物”だと思っています。というのは、僕は対戦相手を人というより、生き物、動物のような感覚でとらえているんです。彼のフィジカルは柔道家の中でも優れていると思いますが、そんなことよりも彼は野性的な部分、自分の身を守るための本能が秀でていますね」
――PRIDEのリングではダン・ヘンダーソン戦など世界屈指の強豪と戦ってきた三崎選手ですが、今回はそれとは違う緊張感があるのでは?
「確かにそうですね。ものすごい重圧の中で練習していますし、毎日プレッシャーを感じています。けれども、僕はトレーニングに関わってくれる人やチームの仲間、応援してくれるファンの人たち、そしてPRIDEを愛してくれた方々の思いをすべて背負ってリングに上がります。PRIDEの経験を通して得たものは『人』だと思っているので、僕は応援してくれる人たちを裏切ることはしません」
――三崎選手の戦いぶりを初めて見る人のために、「ここだけは負けない」という強みがあれば教えてください。
「『日本人であること』ですね。肉体的な部分では正直、外国人選手には勝てない。けれども、格闘技というものは心・技・体、すべて備わっていなければいけないと思っています。この3つの中で、日本人が与えられているものはやはり『心』。僕は格闘技を通じて、肉体やテクニックだけでなく、そういった『心』の部分を伝えていきたいんです。大切なのは、自分をいかにリングで表現するかということだけじゃない。自分がどんな生き方をしてきて、そして日本人の先輩たちに恥ずかしくない死に方ができるのか。そういった大和魂であり、『心』が備わった日本人の強さを、試合を見ることで知ってもらいたいんです」
――三崎選手はかつて、右ひじを脱臼しながらも対戦相手に向かっていったこともありました。
「侍じゃないですけど、例えば自分が刀を持っている右手を斬り落とされても、左手で短刀を抜いて相手の心臓を刺せば勝てる。ギブアップしない心の強さを持っているから、日本人って強いんですよ。それは僕だけじゃなく、同じ日本人の血が流れているみんなも、同じように強い心を持っているんです。大みそか、どんなきっかけでもいいから僕の試合を見てほしい。それで『日本人ってすごい。じゃあオレにも、私にもできる』と感じて、何かに挑戦する時の“踏み出す一歩”になってくれれば、もうそれ以上のことはないですよ」
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青木真也
世界トップクラスの技術とユニークなロングスパッツ姿で、日本を代表する軽量級ファイターとなった青木真也。4月以来の総合格闘技戦に臨む「跳関十段」は、HERO'S王者J.Z.カルバンとの対戦が決定した。ファンも本人も待ちに待った“青木劇場”、その開幕前に意気込みを聞いた。
「サクっと勝っていい形で“卒業”します!」
――5月末に取材した時から“試合したいモード”でしたけど、ようやくですね。
「大会があることのうれしさはありますし、『やれんのか!』が決まった時はホッとした気持ちが一番でした。やっぱり、試合が近づいてくると盛り上がってきますね。メンタル的には厳しい部分もありましたけど、そういう時に1人じゃないことが助けになったし、僕にとってはいろんなことを確認する意味でいい期間だったと思っています」
――今年は試合ができないことに耐えるような1年でした。
「ただ、誰もがこの経験をできるかって言ったらできないじゃないですか。だからこそ一回り大きくなれたと思うし、まだ24歳ですからね。何も怖くないですよ。勝ち負けだったり試合をすることへの恐怖もないですし、守りは一切ゼロ。そこが僕の強みでもあると思うんですよね」
――対戦相手はJ.Z.カルバンに決まりました。この一戦、客観的に見ても「いいカード」じゃないですか?
「そうですね。僕もすごくいいカードだと思ったので、二つ返事で『お願いします』って言いました。正直、カルバン選手は強い。70kg以下で最強といってもいいと思います。でも、だから僕が『やれないのか』っていったら、そうじゃない。相手に穴があろうがなかろうが、得意のグラップリング、サブミッションで勝負することに変わりはないんです。僕の強い部分を思いっきりぶつければ、いい結果が出ると信じていますよ」
――軽量級トップ対決というだけでなく、“大連立”を象徴するカードにもなりました。
「カルバン選手はHERO'Sで世に出た選手で、僕はPRIDEで世に出してもらった選手。この2人がやることは僕だけじゃなく、格闘技界にとってもプラスになると思います」
――最高の試合をするイメージはできていますか?
「会場に入って、入場して相手と向き合って。最後はコーナーポストに上がっているところまでイメージできています。勝ったら泣く? いやいや、サクっと勝って来年につなげますよ。僕自身にとって、今回の『やれんのか!』は卒業式。だからいい形で卒業をして、来年を気持ち良く迎えたいですね」
――来年の目標は?
「他の人ができないようなことに挑戦していきたいです。具体的にどの相手とやりたいということじゃなく、ファイターとして信じるものを突き詰めていきます。もちろん国内は重要視しますけど、ちょっと海外に行きたいという気持ちもあります。可能性は無限大だと思っていますよ」
――最後に読者に向けてメッセージをお願いします。
「最高の選手が集まって最高のカードができたと思います。当日は衝撃的でアグレッシブな試合を見せられるように全力でやるので、みなさんも思いっきり全力で楽しんでください!」
「やれんのか! 大晦日! 2007 Supported by M-1 GLOBAL」【日時】12月31日(月)20時試合開始【会場】さいたまスーパーアリーナ【チケット料金】VIP席=10万円 RRS席=3万円 スタンドS席=1万7000円 スタンドA席=7000円【問い合わせ】やれんのか! 大晦日! 2007実行委員会03-3797-7331【URL】http://www.yarennoka.com/
■大会の模様は、スカパー!でPPV(ペイ・パー・ビュー)放送!【放送概要】スカパー! 「パーフェクト チョイス162」(Ch.162)及び、e2 by スカパー! 「スカチャン!ハイビジョン」(Ch.800)にて、12/31(月)20時〜完全生中継!※ともに再放送あり【料金】3150円/番組 ※e2 by スカパー!は事前チケット購入で計3回放送のすべてを視聴可能【問い合わせ】スカパー! カスタマーセンターTEL.0570-039-888、e2 by スカパー! カスタマーセンターTEL.0570-08-1212(ともに10〜20時)、または「パーフェクト チョイス」ホームページ(www.ppvj.co.jp)まで。
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