今週のTOKYO HEADLINE
vol.339
(2008.01/07-01/13)
CONTENTS

[News]
[Sports]
[Showbiz]
[Movie]
[Interview]
TOKYO CULTURE
Trend Gear 旬のモノ・コトをお知らせ!!
コレよ、コレ! 腕利き宣伝マンが猛プッシュ!! COLUMN
TOKYO CULTURE
カテゴリインデックスへ   バックナンバーインデックスへ
MOVIE vol.339

解散20周年特別企画

BOφWY
「最強バンド」の理由。

 1988年4月「LAST GIGS」の解散まで、実質的な活動はわずか6年。決して長くはない時をBOφWYは駆け抜けていった。

 ヴォーカル氷室京介、ギター布袋寅泰、ベース松井常松、ドラム高橋まことの4人は、この間に何を残していったのか。曰く、日本の音楽シーンにロックを定着させた。曰く、バンドブームの礎となった。曰く、「ビートロック」の元祖となった…。そのどれもが正しく、どれもが言葉足らずになってしまう。しかし、そのすべては「BOφWYが抜群にカッコよかった」というシンプルな一点に帰結する。

 いかにしてBOφWYはスペシャルな存在になったのか。活動初期からBO/WYのマネジメントを務め、苦楽を共にしたプロデューサー・土屋浩氏に当時を振り返ってもらった。

「よく『BOφWYはオリジナルであり続けようとした』という言い方をしているんですが、4人の“原理原則”は最初から解散まで変わりませんでしたね。バンドの周りが巨大化しても、自分たちの信じたことは曲げなかった。もし時代が味方してくれなかったとしても、きっとBOφWYは何かを残していたと思いますよ」

 パンクシーンからは「メロディアス過ぎる」とされ、歌謡曲の世界からはBOφWYという存在自体を認識されない時期が続いた。そんな「オリジナルであること」を貫くのが難しい中でも、BOφWYはBOφWYであることをやめなかった。

「誰にも似ていない、どこにも属さないという意味で空集合の『O/』を使っていましたが、一番最初はどこにも属せないという面もあったんです。けれども、自分たちを相手にしない世の中や音楽シーン、少なくともライブハウスに来ているオーディエンスを驚かせようというエネルギーはすごかったですね。同時に4人がクラプトンのように『ブルースが好きだから黒人になりたい』というような“ルーツ”をあえて持たなかったことも、より『自分たちでやるしかない』という思いを強める理由になったんだと思います」

 当時はインターネットによる音楽配信はおろか、ウォークマンですら産声を上げたばかり。メディアを利用することのなかった彼らが、自分たちの音楽を伝えるためにできることは限られていた。ハイエース1台で全国行脚し、ライブを重ねる日々。我々がよく知るBOφWYは、道なき道を突っ走ったことで、その土台が作られていった。

「ずっとみんな一緒にいたし、最高以上のものを作るためのミーティングは激しくやりましたね。その分、4人はステージに上がると何の迷いもありませんでした。ライブハウスで培った“基礎体力”は、他のバンドとは全然違っていた。もちろん好き嫌いはあるにしても、嫌いだった人もBOφWYのライブの凄さは認めていたと思いますよ」 

 84年の東芝EMI移籍以降、BOφWYは爆発的にその人気を拡大した。ライブ会場はホールへとキャパシティーを広げ、BOφWYのリリースする音源はチャートを席巻した。しかし、ようやく時代が追いついた矢先、4人が向かったベクトルは「解散」だった。

「BOφWYとして最高の音源、ライブを生み出すことができた。その使命が果たせた時、満足感の中『これで終わってもいい』という思いで4人はまとまったんです」

 突然の解散は衝撃をもって受け止められ、やがてBOφWYは「伝説の」という枕詞で語られるようになった。しかし昨年末にリリースされたDVDボックス『“GIGS”BOX』をはじめとした作品群「BOφWY HUNT〜第一印象に意味はない〜」に触れれば、彼らが「伝説」でくくられる類のものではないことに気付かされるはずだ。

「BOφWYという存在は、解散から20年後の今でも『カッコいい』と言われる普遍的なものと信じています。今回リリースした作品は、古くから応援してくれるオーディエンスや解散した後に好きになってくれた人、未来にBOφWYを見つけてくれる人がいっぺんに楽しめる内容になりました。この中には検証と発見、そして未来が詰まっています」

「再結成」という言葉は、文字にするだけでも野暮だろう。おそらくこの先、リアルタイムでBOφWYを見ることはない。しかし4人の残した作品は鼓動を止めることなく、触れた人々すべての心を揺さぶり続ける。




(本紙・小池龍之)

「“GIGS”BOX」
3万2000円(税込) 完全生産限定・豪華BOX仕様 DVD8枚組 TOBF-5555

「“GIGS”CASE OF BOφWY COMPLETE」
3800円(税込) スペシャルBOX仕様 CD3枚組 TOCT-26490 

「紙ジャケットシリーズ」『MORAL』
『INSTANT LOVE』『BOφWY』『JUST A HERO』『BEAT EMOTION』『PSYCHOPATH』『SINGLES』『ORCHESTRATION BOφWY』『BOφWY Tribute』『BOφWY Respect』各2600円(税込)


[News]パキスタン総選挙は2月18日に延期 北朝鮮が期限までに核計画の申告せず ケニアの暴動が民族紛争に子どもら50人を焼殺 最大課題ガス田問題具体策なし サルコジ仏大統領は元モデルと真剣交際!? 中国でもフリーペーパーが人気!? [Sports]駒大が3年ぶり6度目の箱根駅伝V 鹿島が天皇杯で08年「一冠」 ペイトリオッツがレギュラーシーズン全勝 「やれんのか!」で三崎が秋山粉砕 レジェンド対決は桜庭が勝利 「ハッスル祭り」にミルコが電撃参戦! [Showbiz]主人公・小日向文世「本当に幸せ」 オダギリ×香椎、松、麻生らが結婚!! 綾瀬はるか「今年は『ラ』で行きます!」 久保田利伸とMISIAがWミリオンコラボ! 「miss of miss 2007」GPは鷲尾春果さん [Movie]This Week PICK UP 『シネマ歌舞伎 野田版 研辰の討たれ』 [Interview]『SS-エスエス-』遠藤憲一 BOφWY「最強バンド」の理由。 moumoon
PAGE TOP