
vol.340
2008年注目アスリートが続々決意表明
上田桃子「チャンスはものにする」
昨季の国内女子ゴルフツアーで史上最年少の賞金女王となった上田桃子が5日、神戸市のゴルフ場で米ツアーに挑戦するシーズンに向けて始動。「チャンスが来たらものにするという、強い気持ちを持って臨む」と意気込みを語った。
年末はテレビ番組の出演などで思うように練習ができず「このままでいいのかな」という葛藤があったという上田だが、芸能人や一流スポーツ選手との交流からは刺激を受けた様子で、「いろいろなことを感じることができた1カ月だった」と振り返った。
2月中旬にハワイで行われる米ツアー開幕戦が今季初戦となる予定。上田は「小技が向こうの選手との違い」と米ツアーを戦う上での課題を挙げた。ただし今季の目標はあくまで「土台づくり」と断言。「(米ツアーを)自分のフィールドにすることが大事」と話した。
松坂大輔「大きな1年にしたい」
米大リーグ、レッドソックスの松坂大輔投手が6日、所沢市の西武練習場で始動。5時間にわたって汗を流した。
今年は古巣の練習場を選択した松坂は「カレンダーで(新しい年の)日付を見た瞬間、自然と気持ちが高ぶりました。いい状態で練習に入れた」と充実のコメント。初練習はランニングに始まり、キャッチボール、ノック、フリー打撃を行い、打撃投手では変化球も織り交ぜて208球を投げた。
「昨年はトレーニングができず、休みもなかった。プロ入り後、最悪のオフでした」という松坂だが、今年は体重も「オフのベスト」92キロをキープ。「気持ちも充実して、体も元気です。ひとつの節目として、大きな1年にしたい」。西武時代を含めるとプロ10年目という区切りの年を迎えた松坂が、最高の状態でスタートを切った。
北島康介、連続2冠へ「一意専心」
今年8月の北京五輪で、男子平泳ぎ2大会連続2冠を目指す北島康介(日本コカ・コーラ)が8日、東京・駒込の東京スイミングセンターで練習を公開、今年の抱負を語った。
泳ぎ込みなどを中心に練習を積んできた北島は、年末年始も国立スポーツ科学センター(JISS)で合宿を行い、「しんどいばかりで、楽しいことを考える時間がない」と苦笑い。
昨年12月のグアム合宿では右足首を痛めた。すでに完治したといい、「いい練習ができている。順調だと思います」と、ここまでの取り組みを振り返った。
今年の年賀状を報道陣に配布。大相撲の3代目若乃花が大関昇進のときの口上に引用した「一意専心」(一つの事に集中して取り組むこと)を書き込み、北京五輪への意気込みを示していた。
為末大「五輪で区切りをつける」
男子400メートル障害の為末大(APF)が4日、法大多摩キャンパスで今年初めての練習を公開。「今は北京五輪で(競技に)区切りをつけようと思っている。競技人生に悔いなしと思えるようにしたい」と決意を込めた。
この日は100メートル10本をインターバル形式で2セットこなすなど、練習初日とは思えないほどの追い込みぶりを披露。これは2001年エドモントン、2005年ヘルシンキの世界選手権に向けた冬季練習と同じ流れだという。
「これまで陸上にかけてきて燃えかすの人生が待っているか、次の夢に向かえるか、五輪が分かれ目になると思う」と為末。練習後にはトラックの上で「締」と書き初めを行い、「この1年の漢字が『締』。競技人生の締めの年。北京までの作戦しか考えていない」と語り、北京を集大成とすることを誓った。