
vol.340
北京市から石原都知事に招待状
今年8月に五輪を開催する中国・北京市から、2016年五輪招致を目指す東京都の石原慎太郎知事あてに、五輪開催期間中に北京訪問を促す招待状が届いたことが9日、分かった。同日、中国公使が都庁に招待状を持参した。都と北京は姉妹友好都市だが、石原知事がこれまで中国を厳しく批判してきた経緯もあり、北京側が石原知事を招待するのは異例といえる。
北京訪問について、石原知事は「正式な招待状が届けば、五輪開催中に北京に行きます」などと話していた。
都と北京は昭和54年に姉妹友好都市関係を締結。過去には、都が北京に海外事務所を設置し、人材交流などを行っていたこともある。
しかし、石原知事は就任後、「水爆まで作る国を日本が援助するのはばかな話」などと中国を批判し、平成12年には訪問先の台北市で「江沢民はヒトラー」などと発言。北京五輪については「ヒトラーの行った政治的なベルリン五輪に似ているような気がする」などと批判を強めていた。
これに対し、中国政府も「石原氏は悪名高い反中国分子。中国人民を敵視」「都知事が日本の侵略の歴史を美化している」とコメントするなど、関係悪化が懸念されていた。