
vol.343
共和党はマケイン氏が形勢逆転!?
米大統領選の候補指名を争うフロリダ州予備選は1月29日、投開票の結果、共和党はマケイン上院議員が南部サウスカロライナ州に続き連勝し、代議員獲得数で同党のトップに躍り出た。
マイアミ市内で29日夜、祝勝集会に臨んだマケイン氏は「道のりは続くが目標に近づいた」と指名獲得への自信を表明。「私は常に米国の強さ、理念、未来を第一に訴えてゆく」と、保守本流の候補として戦う決意を表明した。
フロリダ州予備選の結果、州別の勝敗数はマケイン、ロムニー両氏がともに3勝。候補指名に必要な代議員数57を積み増したことで、獲得した代議員総数ではマケイン氏が共和党の首位に立った。
マケイン氏は得意の安全保障政策を中心に訴え、米中央軍司令部のあるタンパなど軍関係者の多い地域で支持を固めたほか、寛容な移民政策で州人口の約2割を占めるヒスパニック(中南米系)の票を集めた。
対するロムニー氏は、実業家の経験を生かして不透明感の強まる米国経済の立て直し策を訴えた。また、保守派の巨頭、チェイニー副大統領の長女をスタッフに迎えてリベラル色の払拭を図ったが、及ばなかった。
スーパーチューズデーに予備選などが行われる主な州の世論調査をみると、ロムニー氏は地元マサチューセッツ州などで優位に立つものの、最大票田のカリフォルニア州などでマケイン氏が大差でリードしている。
ジュリアーニ氏がマケイン氏支持へ
[シミバレー(米カリフォルニア州)ロイター]ジュリアーニ前ニューヨーク市長は1月30日、米大統領選からの撤退を正式に発表した。また、マケイン上院議員を支持するとの意向を明らかにした。
ジュリアーニ氏は、2001年9月11日の米同時多発テロ発生時に示した指導力で知られ、一時は共和党で最有力候補と目されていた。ただ、29日のフロリダ州予備選では3位に終わり、1位のマケイン上院議員、2位のロムニー前マサチューセッツ州知事に大差をつけられた。
ジュリアーニ氏は、共和党候補者による討論会の前に、当地の図書館で「米大統領選の候補指名争いから撤退することを正式に発表する。マケイン氏は大統領候補として最も資質を備えている」と述べた。