
vol.343
12月消費支出が2カ月ぶりプラス
総務省が29日発表した昨年12月の全世帯家計調査(農林漁業世帯含む)によると、1世帯当たりの消費支出は35万1667円と、物価変動を除いた実質で前年同月より2.2%増加し2カ月ぶりにプラスとなった。月によってぶれが大きい自動車購入費が25.2%増と大幅に伸びており、総務省は「消費はおおむね横ばい」と分析している。項目別の支出は、テレビやパソコンの教養娯楽が8.2%増加した。半面、婦人用コートなど被服および履物が5.8%減少した。一方、自営業などを除くサラリーマン世帯の実収入は、2.7%減の95万654円と、2カ月連続のマイナスだった。
「値上がりするガソリンや食品は徹底的に節約するが、娯楽の支出は削らない」。家計調査でこんな消費実態が浮き彫りになった。
調査でみると、1世帯当たりのガソリン代支出は6775円と前年同月比8.7%増えたのに対し、給油量は45.785リットルと6.5%減少し、ガソリン値上がりの影響がもろに出ている。ところが、給油回数は1.40回と、前年同月の1.33回から増えている。この傾向は11月も同じだった。ところが、テレビやパソコンの教養娯楽財のほか、海外パック旅行など必ずしも必要でない「選択的支出」と呼ばれる項目が大きく伸び、支出全体を牽引した。
(ビジネスアイ)