
vol.343
世紀の横綱相星決戦は白鵬に軍配
大相撲初場所は27日、両国国技館で千秋楽を行い、横綱同士の相星決戦で白鵬が力強い上手投げで朝青龍に勝利。14勝1敗で3場所連続6度目の優勝をした。力のこもった47秒の熱戦に終止符を打ったのは、朝青龍を裏返しにする白鵬の豪快な上手投げだった。優勝21回の横綱を向こうに回し、「思った通りの相撲が取れた」。北の湖理事長(元横綱北の湖)も「白鵬には余裕があった」と認める完勝で、朝青龍不在時の連覇の価値に疑問符を付ける声も封じ込めた。
仕切り中から闘志がにじみ出た。にらみ合いで先に目をそらしたのは、穏やかな白鵬ではなく、気性の激しさで鳴らす朝青龍。「気持ちだけは負けないようにしようと思った」。朝青龍をのんでかかるまでに自信は膨らんでいた。
6度目の賜杯獲得は、大横綱への道を歩み始める記念碑的な優勝でもある。年6場所制となった昭和33年以降、3連覇を達成しているのは曙を除くと優勝20回以上の大横綱しかいない。「4連覇を目指したい」と次を見据えた22歳は、名実共に角界の頂点に立った。